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クレチン病 クレチンびょうcretinism

翻訳|cretinism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クレチン病
クレチンびょう
cretinism

甲状腺機能低下症のうち,胎生期および乳児期に始るものをいう。成長が遅れ,特に四肢が短く,知能が低く,成人しても,心身ともに幼児のような状態で,併発した病気で死亡しやすい。生後2~3ヵ月では診断がむずかしいが,その後,眠そうな表情,黄色い頬,突き出た腹部臍ヘルニアなどの徴候が現れる。

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デジタル大辞泉の解説

クレチン‐びょう〔‐ビヤウ〕【クレチン病】

《〈ドイツ〉Kretinismus》生まれつき甲状腺がないか、甲状腺ホルモンをつくる機能が弱い病気。身体的・精神的発達は著しく不良で、特殊な顔つきと手足の短い異常体形を呈する。

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百科事典マイペディアの解説

クレチン病【クレチンびょう】

先天性甲状腺機能低位症ともいう。先天的に甲状腺の欠損または機能低下のために,成長発育が阻害され身長・体重増加不良で知能の発達も遅れる病気。皮膚は乾燥し浮腫状を呈する。
→関連項目甲状腺機能低下症小人精神発達遅滞TSH内分泌疾患

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世界大百科事典 第2版の解説

クレチンびょう【クレチン病 cretinism】

先天性甲状腺機能低下症のことで,甲状腺ホルモンが先天的に不足している疾患。日本での頻度は出生5000~6000人に1人とされている。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(チロキシントリヨードチロニン)は,細胞の代謝を促進するホルモンで,脳細胞の発育や骨の成長にとってとくに重要な働きをもっている。クレチン病では,甲状腺ホルモン欠乏状態にあるため,成長や知能の発達が遅れ,とくに乳児期の知能発達の遅れは,治療開始が遅れると不可逆的な知能障害を残す危険性が高い。

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大辞林 第三版の解説

クレチンびょう【クレチン病】

先天性の甲状腺機能不全による発育障害。放置すると知能の低い小人症となる。早期発見と治療が重要。

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