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クロタネソウ

百科事典マイペディアの解説

クロタネソウ

ニゲラとも。地中海沿岸地方原産のキンポウゲ科一年草。草たけ50cmくらいで,葉は3〜4回羽状に細裂する。6〜7月,淡青色または白色萼片が5枚花弁状になった花を枝端に開く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロタネソウ
くろたねそう
[学]Nigella damascena L.

キンポウゲ科の一年草。一般には属名のニゲラでよばれる。南ヨーロッパ原産。高さ約50センチメートル、よく分枝して茂る。葉は羽状細裂する糸状葉で、5~6月、茎上に径3~4センチメートルの花を上向きに単生する。花弁はなく、萼片(がくへん)が花弁状となり、細裂する包葉片に囲まれる。果実は大きく風船状に膨らみ、中に黒色の種子があり、この種子はメロン様の芳香がある。種子は暗発芽性種子(暗闇(くらやみ)で発芽する)として知られている。
 秋播(ま)き一年草として扱われ、9月に播種(はしゅ)し、冬季は霜よけをする。寒地では春播きにする。花壇、切り花用とする。クロタネソウ属は地中海沿岸から中央アジアにかけて20種ほど分布し、クロタネソウ以外にN. hispanica L.などいくつかは観賞用とされるほか、N. sativa L.のように蔬菜(そさい)用または種子を調味料とするために栽培されるものもある。[柳 宗民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のクロタネソウの言及

【ニゲラ】より

…南ヨーロッパ原産のキンポウゲ科の一・二年草(イラスト)。和名はクロタネソウ。5月に咲く青または淡紅色,白色の花の形と,羽状に細かく裂けた柔らかい葉の感じが喜ばれる。…

※「クロタネソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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