百科事典マイペディアの解説
グアダルーペの聖母【グアダルーペのせいぼ】
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…ボリビアではチチカカ湖畔のコパカバーナCopacabana,コロンビアではボハカーが有名である。土着とカトリックの宗教シンボルの習合という点でとくに成功しているのはグアダルーペの聖母であり,アステカの地母神トナンツィンを主神とする神々の図像上の特徴が聖母マリアの姿にたくみに習合されており,土着民のカトリック化に貢献した。巡礼の順序としては,出発前の身の清め,祝い,ざんげ,道々の礼拝,聖地での礼拝,ミラグロ(奇跡を祈願する奉納品で,足や心臓の形をした小さな金属製品),ペディメント(動物,家など祈願物をかたどった物)やエクス・ボト(絵馬)の奉納,ダンスの奉納,フェリア(市)への参加,川や泉での身の清め,帰路,という順序が普通認められる。…
…宗教面では土着の自然観が生きつづけているが,同時にカトリックの聖人・聖女が信仰の対象となっている。なかでもアステカの地母神トナンツィンに由来するグアダルーペの聖母への崇拝は普遍的である。オトミー(族)の神に由来するチャルマのキリストも崇拝を集め,グアダルーペに次ぐ大巡礼地となっている。…
…それでも教会は今日なお誕生から死に至るまで大多数のイスパノアメリカ国民の一生に介入する。【小林 一宏】
[インディオの宗教実践とその背景]
メキシコで今日最も人気を集めるグアダルーペの聖母は,アステカの母神トナンツィンとの関連を想起させる。1人の農夫がテペジャクの丘のふもとを通っているときに丘上にマリアが出現したという。…
※「グアダルーペの聖母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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