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グアダルーペの聖母 グアダルーペのせいぼ

百科事典マイペディアの解説

グアダルーペの聖母【グアダルーペのせいぼ】

1531年スペインによる征服後間もないメキシコ市北西のテペジャクの丘(征服以前からの母をまつった霊場)に出現したといわれる聖母。グアダルーペはスペインの聖母信仰の一中心地の地名。

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世界大百科事典 第2版の解説

グアダルーペのせいぼ【グアダルーペの聖母 La Virgen de Guadalupe】

スペインによるメキシコ征服後まもなく,メキシコ市の北西テペジャクの丘に出現したといわれる聖母。その信仰は初め原住民の間で広まり,その後クリオーリョ(クレオール)層にも浸透して1737年にはメキシコ市の,次いで46年にはヌエバ・エスパニャの守護聖人に宣言された。特に独立戦争の口火を切ったイダルゴ神父がこの聖母像を軍旗にして以来,メキシコ国内の政情と思潮の変転を超えて今もそのナショナリズムと不可分に結びついている。

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世界大百科事典内のグアダルーペの聖母の言及

【巡礼】より

…ボリビアではチチカカ湖畔のコパカバーナCopacabana,コロンビアではボハカーが有名である。土着とカトリックの宗教シンボルの習合という点でとくに成功しているのはグアダルーペの聖母であり,アステカの地母神トナンツィンを主神とする神々の図像上の特徴が聖母マリアの姿にたくみに習合されており,土着民のカトリック化に貢献した。巡礼の順序としては,出発前の身の清め,祝い,ざんげ,道々の礼拝,聖地での礼拝,ミラグロ(奇跡を祈願する奉納品で,足や心臓の形をした小さな金属製品),ペディメント(動物,家など祈願物をかたどった物)やエクス・ボト(絵馬)の奉納,ダンスの奉納,フェリア(市)への参加,川や泉での身の清め,帰路,という順序が普通認められる。…

【ナワ】より

…宗教面では土着の自然観が生きつづけているが,同時にカトリックの聖人・聖女が信仰の対象となっている。なかでもアステカの地母神トナンツィンに由来するグアダルーペの聖母への崇拝は普遍的である。オトミー(族)の神に由来するチャルマのキリストも崇拝を集め,グアダルーペに次ぐ大巡礼地となっている。…

【ラテン・アメリカ】より

…それでも教会は今日なお誕生から死に至るまで大多数のイスパノアメリカ国民の一生に介入する。【小林 一宏】
[インディオの宗教実践とその背景]
 メキシコで今日最も人気を集めるグアダルーペの聖母は,アステカの母神トナンツィンとの関連を想起させる。1人の農夫がテペジャクの丘のふもとを通っているときに丘上にマリアが出現したという。…

※「グアダルーペの聖母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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