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グアテマラ革命 グアテマラかくめいLa revolución guatemalteca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グアテマラ革命
グアテマラかくめい
La revolución guatemalteca

1940年代後半から 50年代前半にかけて,グアテマラの民族主義的,改良主義的政権のもとで行われた諸改革。アメリカ合衆国の圧力により挫折に終った。グアテマラでは 1931年以来 J.ウビコ大統領の「鉄の独裁」がしかれていたが,44年6月,学生や市民,労働者によるデモやストライキでウビコ政権は退陣した。 45年3月,選挙により軍の革新将校にも支持された J.J.アレバロ・ベルメホ政権が成立。アレバロのもとで,政治的民主主義の樹立,労働者の保護,農業の多様化と工業化による産業の育成・発展,教育の普及,先住民の福祉増進などの諸改革が行われたが,経済社会構造改革の鍵をなす大土地所有制度や独占的な外国資本の存在には手がつけられなかった。 50年 11月の大統領選挙では,一層急進的な改革を目指す革新派軍人の J.アルベンス・グスマンが選ばれた。 51年3月政権についたアルベンスは,国営発電所や高速道路,新しい港湾の建設に着手したが,これは同国の電力や運輸手段を独占的に支配していたアメリカ合衆国系の三大企業に対する挑戦を意味した。改革の中心になったのは,52年6月に議会が承認した土地改革法であり,約 10万人の農民がその恩恵を受けた。しかし同国で広大な土地をもつ合衆国のユナイテッド・フルーツ社にもそれが及んだため,政府と会社,さらにその背後の合衆国政府や議会,世論との間に激しい衝突が起った。合衆国政府は 54年3月カラカスで行われた第 10回米州諸国会議で,暗にグアテマラをさした「反共決議」を採択し,さらにホンジュラスとニカラグアに亡命中のグアテマラ人に,アルベンス政権打倒のための援助の手を差伸べた。 54年6月,C.カスティーヨ・アルマスの率いる反革命軍がグアテマラに侵攻。グアテマラ政府は国連安保理事会に訴えたがいれられず,さらにグアテマラ軍部がアルベンスを支持しなかったため,同年6月アルベンス政権は倒壊した。その後成立した C.カスティーヨ・アルマス政権下で反革命が急速に進み,アルベンス支持派の勢力は根こそぎにされ,土地は改革前の状態に戻された。合衆国政府は新政府を承認し,軍事援助を与えその強化をはかった。これに対し,山岳ゲリラの統一組織グアテマラ民族革命連合 URNGは,武装闘争を続けていたが 91年政府と和平交渉を開始し,93年6月デレオン新政権発足に際し,ゲリラ側は一方的に停戦を宣言した。

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