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グラッシ(英語表記)Grassi, Ernest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グラッシ
Grassi, Ernest

[生]1902.5.2. ミラノ
[没]1991.12.22. ミュンヘン
イタリア生れのドイツの哲学者。 1948年以来ミュンヘン大学教授。人間と現実とをヒューマニズムの観点から新しくとらえ直し,そこから哲学を基礎づけようとしている。主著『ロゴスの優位』 Vom Vorrang des Logos (1938) ,『現実像の統一』 Die Einheit unseres Wirklichkeitsbildes (51) など。

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デジタル大辞泉の解説

グラッシ(〈フランス〉glacis)

油絵で、透明な油絵の具を溶いて薄めたものを、すでに乾いた絵の具層の上に薄く塗ること。また、その薄い膜。光沢と深みを与えるための伝統的な技法。おつゆ。グラシ

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世界大百科事典 第2版の解説

グラッシ【Paolo Grassi】

1919‐81
イタリアの演出家,演劇評論家。第2次大戦後のイタリア演劇の最も重要な改革者,推進者の一人。18歳で演劇活動に入り,演出,劇評,ジャーナリズムで活躍。1947年G.ストレーレルとともにピッコロ・テアトロ(ミラノ・ピッコロ座)を創立,以後同座を25年指導し世界的水準の劇団とする。1972‐77年スカラ座の総監督となり,同座の民主的改革に努力。77年イタリア放送協会会長となる。【溝口 廸夫】

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大辞林 第三版の解説

グラッシ【glacis】

油絵の伝統的な技法の一。薄く溶いた透明な油絵の具で、すでに乾いた絵の具層の上に薄く塗ること。また、その薄い膜。輝きと深みを与える効果がある。おつゆ。グレーズ。グラシ。

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世界大百科事典内のグラッシの言及

【油絵】より

…不透明な下塗りの上に透明色をごく薄い層にして重ねると色調や明暗の微妙な変化が得られる。この技法をフランス語でグラッシglacisという。一方,油絵具を粘度の高いまま用いると盛上げ(インパスト),筆跡の強調(タッチ),ナイフを用いた厚塗り,塗りつぶしなどの手法を美的効果として利用できる。…

【ストレーレル】より

…45年のイタリア解放とともにミラノに戻り演劇活動を始める。47年にはP.グラッシとともにミラノ市当局に働きかけて〈ピッコロ・テアトロ〉(ミラノ・ピッコロ座)を設立。以後ヨーロッパ各国の古典,新作をきわめて高い水準で演出して,グラッシとともにピッコロ座を世界最高峰の劇団の一つに育て上げた。…

【ミラノ・ピッコロ座】より

…単に〈ピッコロ座〉,あるいは〈ピッコロ・テアトロ〉とも。1947年G.ストレーレルP.グラッシによって創設されたミラノ市立劇団。同時にその劇場をも指す。…

※「グラッシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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