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グリーノック Greenock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グリーノック
Greenock

イギリススコットランド中西部,インバークライド北部の港湾都市グラスゴーの西,クライド湾の南岸に位置する。1635年勅許都市になるとともに外国貿易が始まり,フランスやバルト海沿岸諸国とのニシンの取り引きが行なわれた。18世紀に入るとアメリカ大陸や西インド諸島との交易で繁栄し,18~19世紀には港湾施設が大幅に改善され,造船,船舶関係の機械工業,製糖,繊維などの工業が発達した。湾に面して立地する大規模な造船所は数多くの戦艦や客船を建造したところとして知られ,今日は東のポートグラスゴーの造船所と合併している。第2次世界大戦中は自由フランス軍の海軍基地が置かれたため,爆撃により大きな被害を受けた。市街を見おろす丘の上には大西洋海戦で戦死したフランス人水兵のために,花崗岩の十字架が立てられている。第2次世界大戦後は重工業が衰退し,コンピュータや電子機器の製造が盛んになった。ジェームズ・ワットの生地で,ワット記念館がある。人口 4万4300(2004推計)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グリーノック
ぐりーのっく
Greenock

イギリス、スコットランド南西部の港町。人口4万5200(2002推計)。クライド湾北岸に位置する。造船、機械工業が発達し、グラスゴーの港湾・工業機能を分担するほか、砂糖精製、毛織物工業なども立地する。17世紀までは小漁村であったが、18~19世紀に港の拡大、工業発展がみられた。蒸気機関の発明者ジェームズ・ワットの生地。[米田 巌]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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