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グルノーブル グルノーブルGrenoble

翻訳|Grenoble

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グルノーブル
Grenoble

フランス南東部,イゼール県の県都。リヨンの南東約 90km,イゼール川とドラック川の合流点近くに古くから発達した都市。交通の要地であるとともに文化,産業の中心地で,旧ドーフィネ州の州都でもあった。観光地としても有名。ラバスティーユの旧要塞が北のモンラシェ (1053m) の山上にそびえている。 19世紀末からアルプス山中の水力発電による工業が興り,その一中心地となった。古くからキッドの手袋製造や,セメントリキュールリンネルなどの生産が行われたが,現在では水力発電用のタービンや電機類の製造が重要な産業となっている。第2次世界大戦後は電子工業の一中心で,1339年創立の総合大学には 1959年に原子力研究所が付設された。彫刻,高層ビル,住宅を配した都市計画で有名。ここで生れたスタンダールを記念するスタンダール博物館 (スタンダールのほとんど全原稿を所蔵) ,ファンタン=ラトゥール美術館,大聖堂 (一部は 12~13世紀) ,市庁舎 (16世紀) などがある。 68年冬季オリンピックの開催地。人口 15万6659(2008)。

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百科事典マイペディアの解説

グルノーブル

フランス南東部,イゼール県の県都。アルプス山麓,イゼール川とドラック川の合流点近くの商工業都市。ローマ時代建設の古い町で,ドーフィネ地方の商業・交通・文化・観光の中心。

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世界大百科事典 第2版の解説

グルノーブル【Grenoble】

フランス南東部,イゼール県の県都。人口15万4000(1990)。首都パリから南東約570kmのアルプス地帯とローヌ河谷を結びつける位置にある。ガリア時代に起源をもつ町で,14世紀には大学が創立されドーフィネ地方の中心地となった。19世紀中ごろに周辺の山岳部で水力発電の開発が進み,その影響で人口が倍増した。近年の都市成長は,とくに1960年代に入り,従来の手袋・製紙・缶詰工業に加えて,機械,電機,化学,繊維など各種近代工業の発展によって促された。

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大辞林 第三版の解説

グルノーブル【Grenoble】

フランス南東部の都市。アルプス観光の基地。アルミ・化学・繊維工業が発達。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グルノーブル
ぐるのーぶる
Grenoble

フランス南東部、イゼール県の県都。かつては旧ドフィーネ州の州都であった。人口15万3317(1999)。リヨンの南東109キロメートル、ドフィーネ・プレ・アルプスの大シャルトルーズ山脈麓(ふもと)を流れるイゼール川の両岸に位置し、風光明媚(めいび)な保養地、観光地。フランスの水力発電地帯の中心にあり、手袋、セメント、機械、電気製品、紙類、金属製品などの製造業はその電力によるところが大きい。核物理研究の中心にもなっている。また、山岳地域と、イゼール川の谷を通じてローヌ川の谷へと結ぶ交通の要衝である。平均気温は1月1.5℃、7月20℃。年降水量985ミリメートル。霜の降りる日数77日。4世紀後半、ローマ皇帝グラティアヌスGratianus(在位375~383)の統治下に入り、グラティアノポリスGratianopolisと命名され、地名はこれに由来する。1339年創立の大学があるほか、歴史的建築物には、12~13世紀のノートルダム聖堂、中世フランス騎士バヤールの墓のあるサン・アンドレ教会、現在は裁判所になっているルネサンス期の宮殿などがある。1968年冬季オリンピック大会の開催地。作家スタンダール、哲学者コンディヤックの生地。[大嶽幸彦]

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世界大百科事典内のグルノーブルの言及

【ドーフィネ】より

…リヨンの南東部に位置し,現在のイゼール,オート・ザルプ,ドローム県の大部分とアン県の一部の範囲に相当する。中心都市はグルノーブル
[自然]
 北と西側はローヌ川によって画され,南側はデュランス川,東側はモリエンヌ地方とイタリアに接する。…

※「グルノーブル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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