グルー(英語表記)Grew, Joseph Clark

  • Grew, Nehemiah
  • Joseph Clark Grew
  • グルー Grew, Joseph Clark

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1880.5.27. ボストン
[没]1965.5.25. マサチューセッツ,マンチェスター
アメリカの外交官。 1902年ハーバード大学卒業。カイロのアメリカ領事館書記官を振出しに外交官生活に入った。パリ講和会議にはアメリカ代表団の一員として活躍。 20年デンマーク駐在公使,21年スイス駐在公使,27年トルコ駐在大使。 32年日本駐在大使となり,41年日米開戦まで日米関係の平和的打開努力した。 42年帰国し 44年まで C.ハル国務長官の特別補佐官。 44~45年国務次官。対日終戦工作では天皇制廃止に反対した。 45年引退。多くの著書があるが,特に『滞日十年』 Ten Years in Japan (1944) は在日中の日記や公文書私文書などに基づくもので,日米関係史にとって貴重な資料。
[生]1641. ウォリックシャー
[没]1712.3.25. ロンドン
イギリスの植物学者,医者。父は牧師ケンブリッジ大学卒業後,1671年ライデン大学医学学位を取得。故郷で開業したが,のちロンドンに移る。顕微鏡を駆使して植物解剖学の研究を進めた。植物細胞,植物のの道管の発見など,同時代の名な解剖学者 M.マルピーギと業績を分ち合う部分も多いが,マルピーギが動植物の類似性を強調したのに対し,グルーは植物の独自性を追究し,「幼芽」「幼根」といった植物独自の用語もつくりだした。また,葉の裏面気孔を発見し,空気の取入れ口であると考えた。特に有名なのは主著『植物解剖学』 The Anatomy of Plants (1682) で明らかにされた植物の生殖器官に関する知見である。マルピーギと並んで近代顕微鏡解剖学のといわれている。

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百科事典マイペディアの解説

ウガンダの北部の町。標高1100mに位置し,同国北部の行政,交通の中心地。また北部地方で生産される綿花トウモロコシピーナッツ,ゴマなど農産物集散地ともなっている。人口13万8946人(2005)。
米国の外交官。デンマーク,スイス,トルコの公使・大使を歴任ののち,1932年から駐日大使として対日宥和(ゆうわ)外交に尽力したが,太平洋戦争勃発(ぼっぱつ)のため帰国。のち国務次官としてポツダム宣言の起草に際し,間接統治方式,天皇制存続などをトルーマン大統領に進言した。アメリカの代表的知日家の一人で,著書に《滞日十年》(1944年)がある。
→関連項目野村吉三郎
英国の医者,植物解剖学者。ケンブリッジおよびライデン大学で医学を修める。ロンドンで開業のかたわら,植物を顕微鏡で観察。当時外形的観察に終わっていた植物形態学に顕微解剖法を導入した功績は大きい。著書《植物解剖学》(1682年)。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

1880-1965 アメリカの外交官。
1880年5月27日生まれ。国務次官,駐トルコ大使をへて,昭和7年駐日大使。満州事変後の日米関係改善につくすが,日米開戦後の17年帰国。19年国務次官となり,天皇制存続,間接統治など,終戦後の対日政策を進言した。1965年5月25日死去。84歳。ボストン出身。ハーバード大卒。著作に「滞日十年」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

1880‐1965
アメリカの職業外交官。ボストンに生まれる。1902年ハーバード大学卒業。04年外交官生活に入り,18年にはドイツ休戦条約の締結に活躍した。その後,デンマーク,スイス,トルコなどの公使,大使を歴任したあと32年に駐日大使となった。第2次大戦前のアメリカの代表的知日家の一人であり,主著《滞日十年Ten Years in Japan》(1944)は彼の日本観を知るうえで重要である。41年の日米開戦で帰国するが,国務省顧問,極東局長,国務次官をつとめ,ポツダム宣言起草にあたっては,トルーマン大統領に天皇制を残すよう進言した。

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367日誕生日大事典の解説

生年月日:1880年5月27日
アメリカの外交官
1965年

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (glue) 膠(にかわ)。また、接着剤をいう。
[一] (Joseph Clark Grew ジョゼフ=クラーク━) アメリカの外交官。一九三二~四一年駐日大使をつとめ対日宥和外交を推進した。著書「滞日十年」。(一八八〇‐一九六五
[二] (Nehemiah Grew ニイマイア━) イギリスの植物学者、医師。花が植物の生殖器官であることを予言し、また植物形態学に顕微解剖法を採用して、細胞説の基礎を築いた。主著は「植物解剖学」。(一六四一‐一七一二

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