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グレシャム Gresham, Sir Thomas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレシャム
Gresham, Sir Thomas

[生]1519? ロンドン
[没]1579.11.21. ロンドン
イギリスの商人で王立取引所の設立者。ケンブリッジ大学のキーズ・カレッジを卒業後,富裕な伯父 J.グレシャムの見習いをつとめ,1551年から 74年までアントウェルペンを中心に商人として働くかたわら王立仲買人となった。 66~68年にロンドンに王立取引所を設立したほか,グレシャム・カレッジを寄贈した。一般にグレシャムの法則として知られている原理は,実際は彼のまったくの創意になるものではなく,彼以前にもこの現象はある程度まで知られていた。主著『為替の理解のために』 For the Understanding of the Exchange (1559) 。

グレシャム
Gresham, Walter Quintin

[生]1832.3.17. バージニア,ピーターズバーク近郊
[没]1895.5.28.
アメリカの政治家,裁判官,軍人。陸軍少将 (1865) 。インディアナ州判事 (69~83) ,連邦郵政長官 (83~84) ,財務長官 (84) を歴任。 1888年の大統領選挙では共和党内の有力候補の一人であったが,保護関税政策に反対して共和党を去り,民主党に参加した。 93~95年国務長官に就任。

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大辞林 第三版の解説

グレシャム【Thomas Gresham】

1519頃~1579) イギリスの貿易商人。王室財務官。エリザベス一世時代に王室為替取引所を設立、貨幣改鋳を行なった。「グレシャムの法則」で有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレシャム
ぐれしゃむ
Sir Thomas Gresham
(1519?―1579)

イギリスの財政家、貿易商人。「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則の提唱者として知られている。ロンドンの商家に生まれ、ケンブリッジ大学卒業後エドワード6世、メアリー1世、エリザベス女王(1世)に仕え、王室財務官として活躍し、貨幣の改鋳や王立取引所の創設に功績があった。またオランダ駐在大使にも任命されている。著書に外国為替(かわせ)論に関する『為替の理解のために』(1559?)がある。[土屋六郎]

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