グレーカラー(英語表記)gray-collar worker

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレーカラー
gray-collar worker

先進工業国では,すでに 19世紀末から 20世紀初頭にかけて,工場労働者を中心とするブルーカラーとは区別される社会層としてホワイトカラーが出現し,日本でも大正期以降その傾向が顕著となった。しかし 1950年代には技術革新によって,従来の労働過程のあり方が事務労働の機械化を含めて質的,量的に大きく変化し,漸次,ブルーカラー,ホワイトカラー双方から,互いの性格の差異を埋合う形での接近がみられ,グレーカラーが誕生した。技能的管理職はその典型。

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人材マネジメント用語集の解説

グレーカラー

・gray collar worker
・一般的に、営業職や販売職等の専門職、あるいは、ホワイトカラー、ブルーカラーに分類できない業務に従事する労働者等を表す分類として用いられる。
・グレーカラーは、企業内の管理部門等に所属し企画・管理業務等を中心とするホワイトカラーと、生産現場での業務に従事するブルーカラーの中間的な業務に従事する労働者を指すために、両者のように業務や区分の意味合いが明確になっていない。
・近年、日本においてもサービスの多様化が進み、サービス産業の比重が大きくなってきたために、製造業を中心とした概念による区分(ホワイトカラー・ブルーカラー)で捉えきれない様々な業務に携わる機会が多くなってきている。結果としてグレーカラーといった分類が用いられることがある。

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

グレーカラー

ホワイトカラーとブルーカラーの中間の職種、およびそれに従事する労働者のこと。この中間という表現には、ホワイトカラーとブルーカラー両方の性質をある程度兼ね備えるという意味と、これらのいずれにも分類できないという意味の2通りの意味がある。 前者の意味の例としては、専門教育を受けた熟練技術者や工場の生産管理者などが挙げられる。後者の意味の例としては、保安職業従事者や運輸業などを含むサービス業全般が挙げられるが、この場合は第三次産業の職種とほぼ重なる。

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大辞林 第三版の解説

グレーカラー【gray-collar】

ホワイト-カラーとブルー-カラーの中間の性質をもつ労働者。

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世界大百科事典内のグレーカラーの言及

【ホワイトカラー】より

…高度工業化とともに現れたブルーカラーの高学歴化は,ブルーカラーとホワイトカラーの境界をあいまいにしただけでなく,両者のそれぞれの職業分野における分極化現象を生み出し,両者の重なり合う部分が増大してきた。この種の職業分野に従事する人たちをグレーカラーと呼ぶ。装置産業の生産現場で計器盤の計器類をにらんでいる人たちの姿からはかつてのブルーカラーのイメージは浮かんでこないし,穿孔(せんこう)機のキーをたたいているキーパンチャーの姿からはかつてのホワイトカラーのイメージは浮かんでこない。…

※「グレーカラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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