グレーズ(英語表記)Gleizes, Albert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレーズ
Gleizes, Albert

[生]1881.12.8. パリ
[没]1953.6.24. アビニョン
フランスの画家。初め印象主義の影響を受けたが,1906年からセザンヌに近づき,色面構成による絵画を描く。 10年にはキュビスムの深刻な感化を受け,12年に J.メッツァンジェとの共著『キュビスム論』 Du Cubismeを出版するとともに,立体派の代表的な作家の一人となる。ニューヨーク滞在中の 17年に宗教画に転じ,壁画を制作。後年の作品には伝統的なカトリックのテーマとキュビスムの理念との結合を意図したものが多い。主要作品は『動物を伴う婦人』 (1914,ベネチア,グッゲンハイム・コレクション) ,『コンポジション』 (37~38,パリ国立近代美術館) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

グレーズ

フランスの画家。パリ生れ。早くから詩人ポール・フォール,ベルハーレンと交友。絵は独学。1909年キュビスムに参加,メッツァンジェとの共著《キュビスムについて》(1912年)などで理論家としても活躍。晩年は伝統的な古典主義に戻った。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

グレーズ【glaze】

グラッシに同じ。
魚を冷凍貯蔵する際、空気に触れて変質するのを避けるため、魚の表面に作る薄い氷の被膜。
陶磁器の釉うわぐすり

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレーズ
ぐれーず
Albert Gleize
(1881―1953)

フランスの画家。1901年ころより印象派風の画(え)を描くが、06年ころから総合主義風の画風となる。同じころ、ジョルジュ・デュアメル、シャルル・ビルドラックらとともに、クレテイルのグループに参加。やがてル・フォーコニエ、レジェらの影響下に、セザンヌ風キュビスムの作品を11年のアンデパンダン展に出品、翌年にはセクション・ドールのグループに大作『刈入れ』(ニューヨーク、グッゲンハイム美術館)を出品、動的、色彩的キュビスムの代表的な画家となる。15~17年アメリカ滞在。帰国後、神秘主義的傾向と抽象的画風の結合した作品を創造。南フランスに住み、東洋、ケルト、ロマネスクなどの造形を摂取し、独自の叙情性に富んだ抽象絵画を描いた。著書も多いが、メッツァンジェと共著の『キュビスム』(1912)、および『形態と歴史』(1932)が代表的なもの。[中山公男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

グレーズ

〘名〙 (glaze) 魚を冷凍して保存する際に、乾燥を防ぐために魚体のまわりにつくる氷の被膜

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

国民皆保険

すべての国民をなんらかの医療保険に加入させる制度。医療保険の加入者が保険料を出し合い,病気やけがの場合に安心して医療が受けられるようにする相互扶助の精神に基づく。日本では 1961年に国民健康保険法(...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

グレーズの関連情報