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グンドルフ Gundolf, Friedrich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グンドルフ
Gundolf, Friedrich

[生]1880.6.20. ダルムシュタット
[没]1931.7.12. ハイデルベルク
ドイツの文学史家。本名 Friedrich Gundelfinger。 1920年ハイデルベルク大学教授。文芸学の代表者。ゲオルゲの強い影響を受け,『芸術草紙』に協力した。主著『シェークスピアとドイツ精神』 Shakespeare und der deutsche Geist (1911) ,『ゲーテ』 Goethe (16) ,『ゲオルゲ』 Stefan George (20) ,『クライスト』 Kleist (22) ,『カエサル』 Cäsar (24) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

グンドルフ【Friedrich Gundolf】

1880‐1931
ドイツの文学史家。本名は,F.Leopold Gundelfinger。当時のドイツ文学の自然主義的傾向や,社会の実証主義的風潮に抗して,純粋な言語芸術としての文学を標榜したゲオルゲ派に属した。1920年にハイデルベルク大学の文学史の教授となり,ゲオルゲ派の歴史・芸術理論に基づく精神史的労作を次々に発表した。これらの研究はいずれも繊細にして壮大な叙述であるが,実証をこえ,〈芸術のための芸術l’art pour l’art〉としての〈解釈〉に属する。

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大辞林 第三版の解説

グンドルフ【Friedrich Gundolf】

1880~1931) 〔本名 F. Gundelfinger〕 ドイツの文学史家。ゲオルゲ派の一人。主著「シェークスピアとドイツ精神」「ゲーテ」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グンドルフ
ぐんどるふ
Friedrich Gundolf
(1880―1931)

ドイツ(ユダヤ系)の文学史家、詩人。本名はF. Gundelfinger。ダルムシュタットに生まれる。ミュンヘン、ハイデルベルク、ベルリンなどの大学で文学、哲学、歴史などを専攻。1899年から『芸術草紙』の同人。1920年からハイデルベルク大学教授。ゲオルゲ・クライス(シュテファン・ゲオルゲを中心に集結したグループ)の逸材中ひときわ優れた才能と情感の持ち主で、ゲオルゲの愛弟子(まなでし)であったが、26年に師と決別。偉大な芸術家をその時代を象徴する姿として把握する、いわゆる生の「記念碑的歴史」の範例としての伝記の叙述に彼の精神史的業績は集約される。『シェークスピアとドイツ精神』(1911)、『ゲーテ』(1916)、『ゲオルゲ』(1920)、『ロマン主義者たち』2巻(1930~31)が主要著作。自作の『詩集』(1930)、また『精神活動のための年鑑』(1910~12)を編集した。美しくきらめくドイツ語を駆使した文体は魅力にあふれているが、自己陶酔の危惧(きぐ)もはらんでいる。『ドイツ語訳シェークスピア全集』6巻(1908~14)は注目される。1958年、ロンドン大学ドイツ文化研究所にグンドルフ文庫が設立された。[林 秀之]
『小口優訳『若きゲーテ』『古典期のゲーテ』『晩年のゲーテ』(1970~71・未来社)』

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