ケチカン(英語表記)Ketchikan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケチカン
Ketchikan

アメリカ合衆国,アラスカ州最南東端部にある町。アレクサンダー諸島中のレビラジゲド島の入江に位置し,元来漁業集落であった。 1890年代のゴールド・ラッシュ時には鉱山への物資供給地でもあった。地名は,「羽根を広げてひれ伏したワシ」を意味するインディアンの言葉に由来。空路および内陸水路の便がある。サケ漁およびその加工,製材,観光などが主要産業。毎年,キングサーモン釣の競技が開催される。人口 8263 (1990) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ケチカン【Ketchikan】

アメリカ合衆国アラスカ州南東部,アレクサンダー諸島南東部のレビラギギード島Revillagigedo Island南西部にある漁港。人口7198(1980)。1890年代のゴールドラッシュ時代に,物資補給港として創建された。漁業資源に恵まれ,サケ缶詰工場や冷凍工場が立地し,また付近の針葉樹林を利用して製材工場(とくに高級なベイトウヒの製材)や大パルプ工場がある。アラスカ州南東端部の商業の中心地でもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケチカン
けちかん
Ketchikan

アメリカ合衆国、アラスカ州南東部、アレクサンダー諸島、レビラジギードー島南西岸の水産都市。人口7922(2000)。アラスカ有数の不凍港を有し、交易・寄航地として重要である。サケ漁の中心地としても知られ、大規模なサケ缶詰・加工工場があり、アラスカ最初のパルプ・製材業も健在である。1890年代のアラスカのゴールド・ラッシュ時代に町が創設され、金採掘者のための物資供給地として発展した。また合衆国本土からの船舶の寄航地としては、アラスカ最初の町として繁栄した。観光資源にも恵まれ、森林地帯にはシカ、クマ、オオカミが生息し、絶好の釣り場も多い。市域には先住民トリンギトなどが残したトーテムポールが数多く残り、トーテム文化遺産センター、トンガス歴史協会博物館などで収集しているほか、公園などで見ることもできる。[作野和世]

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