イラン西部,イラクとの国境に近い都市。同名州の州都。キルマーンシャーKirmānshāhとも呼ばれる。人口81万6428(2003)。ザーグロス山脈の北西部に位置し,古くから同地方の中心地として栄えた。町の起源は,ササン朝時代にさかのぼり,640年ころアラブ・イスラムの支配下に入った。16世紀以降は,東西に対峙するサファビー朝とオスマン帝国の係争の地となるとともに,この地を拠点にした在地のザンガナ家やカージャール朝の王族の台頭がみられた。19世紀に入ると,イランとトルコを結ぶ東西貿易の交易地として発展し,ヨーロッパの工業製品やイランの手工業品などを扱う商人が各地から集まった。現在は,伝統的商工業のほか,石油産業も興っている。また,イランのクルド族の中心地の一つである。
執筆者:編集部
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