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コイ・コイン Khoi Khoin

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世界大百科事典 第2版の解説

コイ・コイン【Khoi Khoin】

アフリカ南西部,ナミビアの南部に住む遊牧民族サンと同じく,舌打音(クリック)の頻繁な使用を特徴とするコイサン語族に属する言語を使用する。サンとコイ・コインは身体特性,言語,文化の三つの要素において著しく類似しており,前者が採集・狩猟,後者が牧畜に生計を依存している点によって両者を区別するのが普通である。かつては東・中央・南アフリカに広く分布していたサンが,15世紀ころまでに,南下してきたバントゥー族に圧迫されて南部アフリカに後退する過程で,バントゥー族と融和し,牛の遊牧とともに社会組織をもとりいれた一部の者がコイ・コインになったのであろうといわれている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のコイ・コインの言及

【コイ・コイン語】より

…クリック(インフラックス)の数は[/][≠][][!]の4種,クリック・アカンパニメント(エフラックス)の数は,ナマ語で5種,コラ語で6種あるという(なお,クリック(吸着音,舌打音)に関しては詳しくは〈コイサン語族〉の項目を参照)。コイ・コインに対してかつてはホッテントットという蔑称が使われたが,その由来は,初期のオランダ系移民がクリック音をhotとかtotとしか聞き取れず,このためhottentotと呼ぶようになったという説などがある。【加賀谷 良平】。…

【アフリカ】より

…赤道をはさんで同心円状に,熱帯雨林,サバンナ,砂漠,地中海気候帯と多様な自然をもっている。サハラ砂漠をはさんで,北は西アジア・地中海世界とひとつづきのハム・セム系の文化をもつ白人(コーカソイド)が支配的な白人アフリカ,南は,ピグミーやコイサン(サン,コイ・コイン)の非黒人先住民と,おそらく北西部から移住拡散した黒人(ニグロイド)の世界,すなわち黒人アフリカである。規準のとり方にもよるが,黒人アフリカだけで800近い異なる言語が話されているといわれる。…

【サン】より

…人口約6万。コイ・コインとともにその言語はコイサン語族に属し,吸打音音韻(クリック)を頻繁に用いることに特徴がある。三大方言群からなるといわれていたが,近年第4のグループの残存が確認された。…

【脂臀】より

…アフリカ南西部に住む原住民コイサン(コイ・コインとサン)の成人女性では,皮下に多量の脂肪が蓄積するために,臀部(しりの部分)がいちじるしくふくらみ,後方に突き出るという特異な体型が見られる。この身体的特徴を,人類学で脂臀と呼ぶ。…

※「コイ・コイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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