イタリアの首都ローマにある周囲527メートル、高さ48・5メートルの円形闘技場遺跡。4層構造で、約5万人を収容できたとされる。国内有数の観光名所で、文化省によると、2013年は年間約560万人が訪れた。古代ローマ時代には治世を安定させる市民の娯楽として、猛獣や剣闘士たちによる残忍な闘技が行われ、多数が犠牲となった。現在はイタリアの死刑反対運動のシンボルとされ、世界で死刑制度の廃止が決まった際などにライトアップされる。(ローマ共同)
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