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サッサフラス Sassafras officinale; sassafras

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サッサフラス
Sassafras officinale; sassafras

クスノキ科の落葉高木で,北アメリカ東部原産。カナダからフロリダまで分布するが,北方では低木となる。葉は互生し,長さ8~12cm。上面緑色で下面は灰白色,卵形または楕円形,全縁で先端は3つに裂けることが多い。雌雄異株で,5月頃,葉にさきがけ直径約 7mmの緑黄色の花が総状に咲く。果実は楕円形の核果で直径 1.5cmあり,黒く熟する。材の小片を生薬ではサッサフラス木と呼び,成分はサフロールで,たばこに香りをつけたり,芳香原料に用いられる。材は軟らかくて弱いが,水に対する耐久力が強いので,枕木,船材,水桶などに用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

サッサフラス(sassafras)

クスノキ科の落葉樹。高さ2~3メートル。葉は楕円状卵形で、しばしば先が一~三つに裂ける。雌雄異株。5月ごろ、新葉に先がけて緑黄色の小花をつける。北アメリカの原産。材を香料の原料にする。

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大辞林 第三版の解説

サッサフラス【Sassafras】

クスノキ科の落葉高木。北アメリカ原産。葉は広卵形で三裂し、薄い。雌雄異株。五月頃、葉より少し先に緑黄色の小六弁花をつけ、のち黒熟する核果を結ぶ。根から香料をとる。樹皮・根は発汗・利尿薬。材は耐湿性があるので、桶おけや船材とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サッサフラス
さっさふらす
[学]Sassafras veriifolium Ness

クスノキ科の落葉高木。北アメリカ原産。葉は互生し、卵形ないし楕円(だえん)形で長さ約10センチメートル、基部に3本の葉脈が目だつ。全縁または先端が3裂し、表面は緑色で裏面は灰白色を帯びる。雌雄異株。春に葉に先駆けて花をつけ、花被(かひ)は6枚で黄緑色、遅くなって咲く花は青色を帯びる。果実は直径1.5センチメートルほどの楕円形の核果で黒色に熟す。心材は橙褐色(とうかっしょく)、辺材は黄色で、昔は木質部を小片にしたものを生薬(しょうやく)とし、発汗、利尿剤に用いた。現在は根の皮に約7.5%含まれる精油が香料やたばこの芳香づけに用いられる。精油の主成分はサフロールで約80%含まれている。材は耐湿性があるので船材、桶(おけ)、柵(さく)などに使われる。近縁のS. albidum Nessも北アメリカに分布し、根がサッサフラスと同様の目的に用いられ、この種がサッサフラスとよばれる場合がある。[星川清親]

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