コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サビニャック Savignac, Raymond Pierre Guillaume

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サビニャック
Savignac, Raymond Pierre Guillaume

[生]1907.11.6. パリ
[没]2002.10.28. トルビル
フランスのポスター作家。エコール・デ・ボザールで学び,1935年頃からカッサンドルのアトリエに入った。 1949年にパリで発表した石鹸会社のポスターで一躍有名になった。「ビジュアル・スキャンダル」ということばの生みの親として知られ,ユーモアに富んだ発想で大いに人気を博した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

サビニャック

フランスのポスター画家,イラストレーター。パリ生れ。1935年カッサンドルを知って協力者となり,1949年牛乳石鹸のポスターで評判になった。以後,動物を擬人化するなど,ユーモラスで親しみのある画風で人気を博した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

サビニャック【Raymond Savignac】

1907‐2002
現代フランスのポスター画家,イラストレーター。独学で商業デザインの道に入り,やがて独特の手法で〈ポスターの巨匠〉といわれるほどになる。その手法は,きわめて直観的な単純化隠喩によって,言うべき主題を明確に浮上させるものである。それは人を驚かせるが,同時にユーモアで包まれ,容易に人を主題に近づける。商業デザイナーとして仕事をする一方,注文によらない自由なポスターによる展覧会をひらき,現在の社会生活のすべての事象にわたるしんらつで楽しげな風刺画のシリーズを発表するなど,社会的発言としてのグラフィック・デザインの境地をひらいている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サビニャック
さびにゃっく
Raymond Savignac
(1907―2002)

フランスのポスター作家。パリ生まれ。エコール・ラボワジエ卒業後、1935年カッサンドルに出会いその協力者となる。49年、ベルナール・ビルモBernard Villemot(1911―89)との二人展の後、石鹸(せっけん)会社のポスター『モンサボン』が注目を集める。自由で伸びやかな線描と一種おかしみを湛(たた)えた奇抜なイメージづくりは、「ビジュアル・スキャンダル」ともよばれ、作家自身は「ショック男」の異名をとるほどであった。一般企業をはじめ、ユニセフ、国立図書館、ポスター美術館のためのポスターを手がけるかたわら、69年には「コメディ・フランセーズ」が上演したモリエールの『守銭奴』の舞台装置と衣装デザインの仕事もこなしている。
 その後1970年代には目だった活動がみられなかったものの、80年代に入ると自動車会社シトロエンの仕事を契機としてふたたび旺盛(おうせい)な制作意欲を示し始め、84年にはサッカーのヨーロッパ選手権決勝大会(パリ)のためのポスター『Euro '84 Final』を制作した。87年には作品集『サビニャック ポスターのAからZ』が刊行された。また晩年の2001年9月にはパリのビブリオテク・フェルネイでサビニャック展が開かれ、90歳を過ぎたサビニャック自身も会場に元気な姿を現した。[村田 宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

サビニャックの関連キーワードエコール・デ・ボザールファーブル

今日のキーワード

あおり運転

危険運転の一種で、前方を走行する車両に対する嫌がらせ行為。車間距離を極端に詰めて道を譲るように強要する、猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、並走しての幅寄せなどで威嚇する、といった行為が該当...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

サビニャックの関連情報