サリナクルス(読み)さりなくるす(その他表記)Salina Cruz

デジタル大辞泉 「サリナクルス」の意味・読み・例文・類語

サリナ‐クルス(Salina Cruz)

メキシコ南部、オアハカ州都市太平洋岸のテワンテペック湾に面する港湾都市で、カリブ海側のコアツアコアルコステワンテペック地峡を横断する鉄道で結ばれる。地峡北部の油田地帯からパイプラインが通じ、石油積出港になっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サリナクルス」の意味・わかりやすい解説

サリナ・クルス
さりなくるす
Salina Cruz

メキシコ南部、オアハカ州南部の港町。テワンテペック地峡南部に位置し、太平洋のテワンテペック湾に臨む。人口7万2218(2000)。パナマ運河開通により、この地を起点とする地峡鉄道はさびれたが、地峡北部のミナティトランから石油パイプラインが通じ、石油輸出港として復活した。水産加工業も多い。かつて邦人移民一世の上陸地として知られた。北東35キロメートルのフチタン民族衣装を着た娘がマリンバにあわせて踊る民族舞踊で有名。

[高木秀樹]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サリナクルス」の意味・わかりやすい解説

サリナクルス
Salina Cruz

メキシコ南部,オアハカ州南東部の都市。州都オアハカの南東約 200km,テワンテペク地峡南岸,太平洋のテワンテペク湾にのぞむ港湾都市。漁港としてエビ,コルビナ (タラ一種) ,タイなどを水揚げして加工するほか,北北東約 200kmにあるミナティトラン油田からパイプラインが通じ,石油積出港として発展している。地峡横断鉄道,道路により,北のメキシコ湾岸のコアツァコアルコス港と結ばれる。人口6万 6147 (1990推計) 。

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