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サルハムシ サルハムシEumolpinae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サルハムシ
Eumolpinae

鞘翅目ハムシ科サルハムシ亜科に属する甲虫の総称。小~中型のハムシで,複眼突出は弱く,頭楯は2分せず,前胸基部は上翅より幅が狭い。幼虫は土中で植物の根を食べ,成虫は草や木の葉を食べる。日本に 40種以上を産する。

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百科事典マイペディアの解説

サルハムシ

ハムシ科の甲虫の1種,広くはサルハムシ亜科,ツツハムシ亜科などの総称。前者はダイコンハムシともいい,体長4mm内外。黒藍色。日本全土,朝鮮,中国に分布し,ダイコンその他アブラナ科の野菜を食べる害虫。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サルハムシ
さるはむし / 猿金花虫・猿葉虫

昆虫綱甲虫目ハムシ科のサルハムシ亜科Eumolpinaeに属する昆虫の総称。世界各地に産するが、熱帯域に多く、かなり多数の種が知られており、日本にも50種近くが分布している。体は一般にずんぐりして幅広く、背面は強く膨らみ、前胸は側縁がなく、上ばねは肩が張っていて前胸の後部より幅が広い。金属色を帯びた種類が多く、美しい色彩のものも少なくない。成虫は草や木の葉を食べており、幼虫は主として地中に潜って植物の根を食害する。
 日本に産する種類には、ブドウの害虫とされている美麗なアカガネサルハムシAcrothinium gaschkevitchi、サツマイモの葉につくイモサルハムシColasposoma dauricum、スギの苗木を枯らすウスイロサルハムシ(スギハムシ)Basilepta pallidulum、ダイズなどを害するヒメキバネサルハムシPagria signataなど、農林業の害虫として注意されるものも含まれており、ほかにもヒトミヒメサルハムシCleoporus variabilis、アオガネヒメサルハムシNodina chalcosoma、トビサルハムシTrichochrysea japanaなど果樹の葉を食べていた記録のあるものがある。これらのほか、ハンノキを食べるチャイロサルハムシBasilepta balyi、クルミの木に多いリンゴコフキハムシLypesthes ater、ヨモギなどにみられるアオバネサルハムシBasilepta fulvipesなどが普通の種であるが、金属色の種には沖縄諸島のオキナワオオルリハムシPlatycorynus japonicus、ツツサルハムシAbirus fortunei、南九州のミドリサルハムシColaspoides japanaがある。[中根猛彦]

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