サン・サルバドル(読み)サンサルバドル

百科事典マイペディアの解説

サン・サルバドル

エルサルバドルの首都。同国中部,サン・サルバドル火山の麓,標高670mの山間盆地にある。亜熱帯的な快適な気候。だが,排気ガスによるスモッグにときおり襲われる。南方約36kmの太平洋岸に外港ラ・リベルタードをもつ。1525年創設。1834年―1839年,中央アメリカ連邦の首都。1980年代の内戦の影響もあり,1986年の震災からの復興が遅れている。31万6090人(2007)。
→関連項目エルサルバドルコロンブスサッカー戦争

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サン・サルバドル
さんさるばどる
San Salvador

中央アメリカ、エルサルバドルの首都。同国の中西部、サン・サルバドル火山東麓(とうろく)の標高698メートルに位置する。人口42万2570(1992センサス)、49万6000(2002推計)。大都市圏人口152万2126(1992センサス)。熱帯に属しながら年平均気温は23.3℃で、気候は温暖である。1525年、コルテスの部下アルバラードにより建設されたが、1854年の大地震をはじめたびたびの地震で破壊され、1934年に近代都市として再建された。東方13キロメートルのイロパンゴ国際空港に向かう郊外には、1960年代の工業化に伴って建設された化学、石油、電気などの近代的工場がある。南西37キロメートルに外港のラ・リベルタードがある。中米統合機構(SICA)常設事務局の所在地で、中央アメリカ諸国の中枢的役割を果たしてきたが、79年以後、92年の和平協定締結まで、内乱による混乱状態にあった。市内には市の全貌(ぜんぼう)が展望できるバルボア公園、メルセド寺院、エルサルバドル国立大学、マヤ文明の遺跡のコレクションで知られる国立博物館がある。また東方15キロメートルにあるイロパンゴ湖は観光地として有名。[栗原尚子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android