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サン・パウロ サンパウロ

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百科事典マイペディアの解説

サン・パウロ

ブラジル南東部,同名州の州都。南米最大の都市。標高約800mの高原にあり,気候温和。19世紀末以降,世界最大のコーヒー産地の中心として急速に発展。第1次大戦,大恐慌を契機に工業化が進み,第2次大戦後,重工業が発達してラテン・アメリカ最大の工業都市となった。

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デジタル大辞泉プラスの解説

サン・パウロ

《São Paulo》ブラジル海軍の航空母艦フランスクレマンソー級航空母艦「フォッシュ」を2000年の退役後にブラジルが買い取り就役させたもの。2000年、ブラジル海軍旗艦として就役。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サン・パウロ
さんぱうろ
So Paulo

ブラジル南東部にある同国第一の都市。南アメリカ最大の都市でもある。サン・パウロ州(面積24万8808.8キロメートル、1996。人口3703万2403、2000)の州都。リオ・デ・ジャネイロの西南西約500キロメートル、大西洋岸より80キロメートル離れた標高800メートルの高原に位置する。人口1043万4252(2000)。20余りの衛星都市を含む大サン・パウロの人口は1600万に及ぶ。亜熱帯地域に属するが夏も涼しく、年間を通じてほぼ15~25℃で快適な気候の地である。
 住民はポルトガル系、スペイン系、ドイツ系、イタリア系、東ヨーロッパ系(ポーランド、ラトビアなど)、日系、レバノン系など世界中のさまざまな人種系統からなり、それぞれがかなりはっきりした居住区をつくっている。パウリスタPaulistaとよばれるサン・パウロ市民は精力的な実務家で、経済活動に励むので町は非常に活気がある。自動車がひしめき、喧噪(けんそう)に満ちた都会である。
 サン・パウロはブラジル最大の商工業の中心地で、19世紀後半にコーヒー栽培が盛んになるのと並行して、コーヒーの集荷と輸出業務を中核として発展した。ブラジル南東部の交通網の中心に位置し、その商圏は同国の南東部から中央部、西部に広がる。第二次世界大戦中から工業が目覚ましく発展し、戦後はアメリカ、西ヨーロッパ、日本など外国の諸企業がサン・パウロ市内と近郊衛星都市に進出し、日系企業だけでも500社を超えている。とくに外港サントスと結ぶハイウェー沿線、リオ・デ・ジャネイロに向かう幹線道路沿いなどで工業化が盛んである。自動車、織物、家具、化学工業製品、衣服、セメント、食品など各種の工業が立地し、サン・パウロの工業生産額はブラジル全体の3分の1を超える。商業、金融業でもリオ・デ・ジャネイロとともにブラジルの主導的地位にある。また、リオ・デ・ジャネイロと並ぶブラジル文化の中心地でもあり、サン・パウロ大学などブラジルの代表的な大学があり、中世以降の西欧美術を集めたサン・パウロ美術館をはじめ、美術館、博物館、図書館なども多い。ブラジルのモダン・アートの発祥地で、ここで催されるビエンナーレは、この分野の世界的行事である。また、市西部にあるブタンタン研究所は、毒ヘビの研究によって世界的に知られる。
 サン・パウロの都心は、日系人が「お茶の水橋」とよぶ高速道路に架かる陸橋付近で、その周辺のセントロ地区は高層ビルが林立する商業地区である。パウリスタ街は、もとはコーヒーで産をなした人々の大邸宅の並ぶ地区であったが、高層ビル街にかわった。日系人は、都心部に接するガルボン・ブエノ街付近に多く集まり、日本食の店、土産(みやげ)物店など日本語の看板と日系人があふれる町をつくっている。サン・パウロには美しい公園が多く、レプブリカ公園、イピランガ公園、イビラプエラ公園、イピランガ水源州立公園などは市民の憩いの場となっている。[山本正三]

歴史

現在のサン・パウロ付近は、かつてピラティニンガとよばれ、先住民グアイアナ人の居住地であった。1554年ポルトガル人のイエズス会士マヌエル・ダ・ノブレガらによって、この地に先住民(インディオ)教化のための教会と学校が建てられた。これがサン・パウロの起源である。町名の由来は、町の建設記念の第1回のミサが、聖徒パウロがキリスト教に改宗した記念日に施行されたことによる。植民地時代を通じて同市の人口は2000人程度で、住民の生活は貧しかった。やがてブラジル奥地の金、銀、ダイヤモンドの発見と、先住民を北東部の砂糖業に奴隷として売却する「インディオ狩り」を目的とするバンデイラ(植民者による奥地探検隊)の拠点となった。19世紀後半、この地方がコーヒー生産の中心地となると、サン・パウロは商業・金融のセンターとして急速に発展し、20世紀初頭には人口も24万人に達した。さらに1930年代以後、全国の工業センターとなり、他地方からの人口を吸引し、大都市に成長している。[山田睦男]

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