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サーマ・ベーダ Sāma-Veda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サーマ・ベーダ
Sāma-Veda

ヒンドゥー教の聖典ベーダのうちの一つ。歌詠を集成したもの。前 1500年頃から数世紀にわたり成立。祭祀のとき,一定の旋律に合せて歌詠を行う歌詠僧に属した。歌詞は大部分,最古の『リグ・ベーダ』から採録され,内容については独立性に乏しい。ただし,楽譜を伝えているため,インド音楽の研究には欠かせない。

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百科事典マイペディアの解説

サーマ・ベーダ

古代インドのバラモン教の聖典〈ベーダ〉の一つ。祭式において歌われる賛歌(サーマン)を収めたもので,歌詠をつかさどるウドガートリ祭官に属する。《サーマ・ベーダ》は他のベーダと比べて思想上の価値は低いが,古代インド音楽の研究上貴重な文献である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サーマ・ベーダ
さーまべーだ
Sma-veda

インド最古の聖典ベーダの一つ。ウドガートリ祭官以下のいわゆるチャンドーガ祭官に属するベーダ。内容はほとんど『リグ・ベーダ』や他のベーダに一致する。これにメロディや拍子を加えて祭官が詠唱する歌詠集。[松濤誠達]

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