シナジー効果(読み)シナジーこうか(その他表記)synergy effects

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シナジー効果」の意味・わかりやすい解説

シナジー効果
シナジーこうか
synergy effects

異なった事業間の相乗効果それぞれの事業を別々に行なっているよりは,一つの企業の中で統合的に行なった場合に得られるさまざまなメリット節約のこと。経済学では,範囲経済 (エコノミー・オブ・スコープ) といわれることがある。異なった製品を製造したり,開発したりすることによって得られる技術シナジー,異なった製品を同一の販売経路で販売することによって得られるマーケティング・シナジー,異なった事業を共通の管理の仕組みで経営することによって実現される経営管理シナジーなどがある。このうち,経営管理シナジーは最も汎用的なものである。シナジーの重要な源泉になるのは,情報的経営資源であることが多い。

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M&A用語集 「シナジー効果」の解説

シナジー効果

会社を結合することにより、その企業価値が単に1+1が2になるのではなく、3にも4にもなる相乗効果のこと。経営資源が集約されたり、別々の事業の組み合わせにより新たな付加価値が生まれることによってシナジー効果が発生する。例えば同業会社とのM&A (水平型M&Aという) では、重複部門のカットやや重複投資を減らす効果が期待できる。また製造会社と販売会社とのM&A (垂直型M&Aという) では、川上川下が1つの企業に収まることにより、相互補完が可能となるといったメリットがある。

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