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シバーム Shibam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シバーム
Shibam

イエメン中部,ハドラマウト地方の古い町。アデン湾の港町ムカッラーの北 150kmに位置する。アラビア半島最大のワディ (涸れ川) であるハドラマウトの谷に3世紀頃から開けた町で,洪水と遊牧民の襲来から町を守るため,8世紀頃から石と日干し煉瓦で5~8階建ての高層住宅と町全体を取囲む5~6mの城壁が造られた。その後建直しを繰返しながらも,現在では約 500棟の建物が密集,約 7000人が住む。「世界最古の摩天楼」とも「砂漠のマンハッタン」とも呼ばれる。建物と建物の間には連絡橋がかけられ,日常の往来に便利なだけでなく,古くは敵の襲来時に備えたものでもあった。 1982年世界遺産の文化遺産に登録。

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デジタル大辞泉の解説

シバーム(Shibam)

イエメン中央部、ハドラマウト地方の都市。城壁に囲まれた旧市街には、日干し煉瓦(れんが)造りの5階から9階建ての高層家屋が並び、「砂漠のマンハッタン」と称される。これらの高層家屋は、洪水や遊牧民に対する防衛を目的として建てられたもの。1982年「シバームの旧城壁都市」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されたが、紛争による破壊のため2015年より危機遺産
イエメン西部の町。首都サヌアの北西約50キロメートルに位置する。コーカバンとは高さ約350メートルの断崖によって上下に分かれ、双子都市を形成する。断崖の上部に位置するコーカバンは有事の際に防御のための城塞の役割をもち、下部のシバームは主に農業と交易を担う。

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百科事典マイペディアの解説

シバーム

イエメン東部の砂漠にある古都。5−8階建て,高さ30m前後の石と煉瓦で造られた高層住宅が約500棟も林立する。何代にもわたり建物を増築していった結果,塔のような家屋ができたもの。

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