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シルクスクリーン印刷 シルクスクリーンいんさつsilk-screen printing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シルクスクリーン印刷
シルクスクリーンいんさつ
silk-screen printing

孔版印刷の一種。シルクプロセス印刷ともいう。謄写版に類似するが,原紙の代りに布目のあらい絹布を枠に張付け,線画の部分以外をおおってその上からインキを押出して刷る。製版には紙やフィルムを切抜いて張付けたり,油墨にかわなどを使って線画の部分以外を塗りつぶしたり,また特殊な写真処理によって絹布上に画像をつくる方法などがある。アメリカの J.ビルウォースが 1918年頃に発明。紙以外のものにも印刷でき,単純明快なフォルムの表現に適するので,立看板ポスター,絵画などの印刷に使用され,60年代以降は作品としての価値が高まり,セリグラフィー serigraphyと呼ばれる現代版画の代表的な技法の1つとなった。

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百科事典マイペディアの解説

シルクスクリーン印刷【シルクスクリーンいんさつ】

孔版印刷の一種。目のあらい絹布をわくに張り,印刷しない部分を膠(にかわ)や型紙でおおって,その上からゴムローラーでインキを押し出す。インキを厚く盛れるため色調や画線が強調されるのが特徴。

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世界大百科事典 第2版の解説

シルクスクリーンいんさつ【シルクスクリーン印刷 silk screen printing】

型紙を利用する印刷法。印刷しようとする模様を切り抜いて型紙(ステンシル)を作り,枠に張った絹布に固定し,裏側からインキを押し出して紙その他の物質に印刷する。現在では絹布に限らず合成繊維,あるいは金属線を使うことも多いので単にスクリーン印刷screen printing,プロセス印刷process printingともいう。インキを押し出すにはスクイージーというゴム製のへら状のものを使用するので,自動化された印刷機でも印刷速度はあまり速くないが,平面,曲面をとわず,また紙以外の物質,例えばプラスチック,布地,不織布,金属,ガラスなどにもきれいに印刷できる。

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世界大百科事典内のシルクスクリーン印刷の言及

【印刷】より

… 孔版は,型染の原理と同じく,ステンシル(型紙)を枠に張りインキを押し出して型通りの模様を紙に移す方法である。謄写版シルクスクリーン印刷がこれに属する。謄写版はアメリカのT.エジソンが19世紀末に発明したが,日本の堀井新治郎が蠟引き紙に鉄筆で穴あけする方法を発明して以来,事務印刷として重宝がられた。…

※「シルクスクリーン印刷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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