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シートベルト

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

シートベルト

主流の3点式シートベルトは「自動車の安全史上最大の発明」と言われる。1950年代にスウェーデンボルボ社が開発、特許を無償で自動車各社に公開した。近年は、後部座席中央のベルトも腹部付近のみ固定する2点式から3点式の採用が増えている。道交法改正で、2008年6月から車の全座席での着用が義務化された。高速道路での非着用には違反点数1点が科されるが、一般道での罰則規定はない。

(2013-09-06 朝日新聞 朝刊 山口 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

シート‐ベルト(seat belt)

安全のためにからだを座席に固定させるベルト。自動車・航空機には取り付けが義務づけられている。

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妊娠・子育て用語辞典の解説

しーとべると【シートベルト】

妊娠中のシートベルト」のページをご覧ください。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について | 情報

大辞林 第三版の解説

シートベルト【seat belt】

航空機・自動車などの座席に付いているベルト。衝撃などで身体が座席から投げ出されるのを防ぐもの。安全ベルト。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シートベルト
しーとべると
seat belt

自動車、航空機などで、乗客や乗員の安全を確保するために座席に備えるベルト。安全ベルトとよぶこともある。主として、大きな動揺や衝突などにより乗客、乗員が座席から放り出され、車内、機内などの他の部分にぶつかる、あるいは車外などに飛び出すなどの二次衝突を防ぐための装置である。本項では、自動車のシートベルトについて記述する。
 シートベルトは自動車の受動的安全装置のなかでもっとも一般的なものである。日本では「道路運送車両の保安基準」(昭和26年運輸省令)で、「乗用車、小形トラック、軽トラックの車体側面に隣接する前向きの座席には三点式、その他の座席には二点式の座席ベルトを備えること」を要求している。現在では後部座席でも三点式が一般的になりつつある。自動車のシートベルトは布製で、減速度による50G(ジー)以上の加重、つまり体重の約50倍の力にも耐えるように設計されている。三点式シートベルトは乗員の上体の動きをかなり制約し不便なので、ゆっくり動いたときには自由に伸縮し、強い衝撃が加わったときにのみロックしてしっかりと保持するELR(Emergency Locking Retractor)式シートベルトが普及している。近年では、衝突の衝撃を感知すると、瞬時にベルトを巻き取ることで乗員を強く拘束し、その後はベルトを緩めて胸部への圧迫を和らげる機能をもつロード(フォース)リミッター付きプリテンショナーシートベルトが用いられようになった。また、ショルダーベルト上部アンカー(固定装置)位置を乗員の座高にあわせ上下に動かすことができるアジャスタブル・ベルトアンカーが一般的になっている。
 シートベルトの自動車への普及が始まったのは1950年代の後半のことであった。1957年、スウェーデンの自動車メーカー・ボルボが二点式シートベルト用のアンカーをすべての車両に標準装備している(ベルトは注文装着)。さらに同社は1958年、二点式の欠点を補うべく三点式シートベルトの開発に成功し、特許を全メーカーに公開することで普及の促進を助けた。1959年には自社の北欧向け二種モデルで世界で初めてシートベルトを標準装備とした。
 アメリカでは1967年1月、運輸省の連邦自動車安全基準(FMVSS:Federal Motor-Vehicle Safety Standard)によりシートベルトの全席装備が義務化された。以降、年々安全対策の強化が図られ、メーカーも標準装備を増やし、1982年9月からは乗車すると自動的にかかるシートベルトないしSRSエアバッグの装着が義務づけられた。
 日本での普及は、1960年代後半に続々と高速道路が開通したことによって加速された。当時の運輸省も1968年(昭和43)7月に「道路運送車両の保安基準」を改正し、シートベルトやシート・ヘッドレスト(頭部後傾抑止装置)の装備義務化など、安全のための要求を盛り込んだ。日本自動車工業会は、これに先立つ同年1月に安全対策についての自主規制案を作成。1969年型から適用(1969年に東名高速道路が全線開通)している。1985年の道路交通法改正により運転席・助手席でのシートベルト着用が、2008年6月後部座席でのシートベルトの着用が義務づけられた。さらに幼児用のシートベルトとしてチャイルドシートの使用が2000年(平成12)4月から義務化された。[伊東和彦]

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