ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジェンキンズ」の意味・わかりやすい解説
ジェンキンズ
Jenkins, Roy Harris
[没]2003.1.5. オックスフォードシャー,イーストヘンドレッド
イギリスの政治家,評論家。オックスフォード大学卒業。第2次世界大戦中は軍務に服し,1948年労働党下院議員。 1964~65年航空大臣,1965~67年内務大臣,1967~70年大蔵大臣。イギリスのヨーロッパ共同体 EC加盟には,党方針に反して賛成投票した。 1970年7月労働党副党首,1971年 11月再選。 1972年4月党の EC加盟反対決議に抗議して副党首辞任。 1974年2月労働党の政権復帰後,内相。 1975年6月の EC脱退か残留かの国民投票には残留支持のキャンペーンを張り,1977年1月 EC委員長就任。ヨーロッパ統合に尽力したため,1972年シャルル・マーニュ賞,ロベール・シューマン賞を受賞。 1981年には労働党を離れ,社会民主党を創設。その後上院議員に転じ,1993年にはメリット勲章を受章した。主著"Mr. Attlee: An Interim Biography" (1948) ,"Essays and Speeches" (1967) 。
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