ジョン ル・カレ(英語表記)John Le Carrié

20世紀西洋人名事典の解説

ジョン ル・カレ
John Le Carrié


1931 -
英国の小説家
南イングランド・プール生まれ。
1956年イートン校の教師となり、’59年からは外務書記官となって西ドイツに駐在する。’63年「寒い国から帰ってきたスパイ」が大成功、イギリス推理作家協会賞、サマセット・モーム賞を受賞する。その他の作品は「死者にかかって来た電話」(’60年)、「高貴なる殺人」(’62年)、「鏡の国の戦争」(’65年)、「スマイリーと仲間たち」(’74〜80年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

現代外国人名録2012の解説

ジョン ル・カレ
ジョン ルカレ
John Le Carré


国籍
英国

専門
スパイ小説家

本名
David John Moore〉 デービッド・ジョン・ムア〈Cornwell コーンウェル

生年月日
1931/10/19

出生地
英国 ドーセット州プール

学歴
ベルン大学(スイス)卒;オックスフォード大学リンカーン・カレッジ卒

経歴
英国のパブリック・スクールの教育を嫌って、16歳の時にスイスのハイ・スクールに移り、ベルン大学ではドイツ文学を学ぶ。ドイツ語に特殊な才能を示し、1959〜64年ウィーンを根拠とする英国の情報部に招かれ、部員として働いたこともある。この経験が社会的視野を広くし、後の作家活動に役立つ事になる。その後、オックスフォード大学で法律を学び学位を取る。数年間、名門イートン校で教えるが、’61年外務省書記官となり、西ドイツに駐在。’63〜65年はハンブルクの領事を務める。傍ら小説の執筆に取り組み、’61年処女作「Call for the Dead(死者にかかってきた電話)」を発表、’61年度のCWA賞の次席になる。’63年冷戦時代のスパイ小説の古典となる「The Spy Who Came in from the Cold(寒い国から帰ってきたスパイ)」を発表、ベストセラーとなり、CWA賞やサマセット・モーム賞などを受賞。’64年3月官を辞して、作家として自立。その後の作品に「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」(’74年)をはじめとするスマイリー3部作や、「リトル・ドラマー・ガール」(’83年)、「パーフェクト・スパイ」(’86年)、「ロシア・ハウス」(’89年)、「ナイト・マネジャー」(’93年)、「われらのゲーム」(’95年)、「パナマの仕立屋」(’96年)、「シングル&シングル」(’99年)などがある。多くの作品が映画化・ドラマ化されヒットした。’93年かつてMI5、MI6のスパイだったことを認める。’97年ロシアのプリマコフ外相の私的晩さん会に招待され話題となる。2000年にはオックスフォード大学在学中に左翼系学生をスパイし、英国の秘密情報機関に密告していたことを明かす。

受賞
CWA賞〔1963年〕「寒い国から帰ってきたスパイ」;サマセット・モーム賞〔1963年〕「寒い国から帰ってきたスパイ」;MWA賞〔1965年〕;CWA賞〔1978年〕;ジェームズ・テイト・ブラック記念賞〔1977年〕「スクールボーイ閣下

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」(2012年刊)現代外国人名録2012について 情報

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