コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スペードの女王 スペードのじょおう Pikovaya dama

3件 の用語解説(スペードの女王の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スペードの女王
スペードのじょおう
Pikovaya dama

ロシアの作家 A.プーシキンの代表的な中編小説。 1833年発表。一獲千金を夢みる貧しい工兵士官ゲルマンは,純情な乙女を欺き,老伯爵夫人を殺して賭博に必勝する秘訣を掌中にするが,最後の勝負に敗れて発狂してしまう。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラスの解説

スペードの女王

ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーロシア語による全3幕のオペラ(1890)。プーシキンによる同名の短編小説を題材にした作品。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スペードの女王
すぺーどのじょおう
Пиковая дама Pikovaya dama

ロシアの詩人プーシキンの中編小説。1833年秋執筆、34年発表。ロシアに帰化したドイツ人の子で、ドイツ的堅実さのうちに情熱と空想を秘める若い工兵士官ゲルマンは、賭(か)けカルタをかならず勝利に導く奇跡的方法を知る87歳の老伯爵夫人の噂(うわさ)を耳にして野心に燃え立ち、夫人の養女リザベータに恋するとみせて接近し、その手引きで一夜夫人の家に忍び込み、夫人を脅迫する。夫人はショックのあまり死ぬが、葬式の夜その亡霊が現れて、3、7、1の順で一晩ずつ張るというその秘伝をゲルマンに伝える。ゲルマンはあるクラブでの命がけの大勝負で二晩続けて勝って大金を握るが、三晩目の「1」がスペードのクイーンと出たために失敗し、すべてを失って精神異常となる。幻想的、ロマン的な素材を、簡潔ですきのない古典的な構成と文体でまとめあげており、プーシキンのもっとも優れた散文作品の一つとされる。なお、この小説に基づいたチャイコフスキー作曲のオペラ(1890、ペテルブルグ初演)は、ロシア歌劇の代表的レパートリーとなっている。[木村彰一]
『神西清訳『スペードの女王・ベールキン物語』(岩波文庫)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

スペードの女王の関連キーワードビャーゼムスキー統一ロシアプーシキン美術館プーシキン広場エフゲニー・オネーギン黒い瞳 プーシキン作「大尉の娘」よりプードルの身代金ボリス・ゴドノフロシアの恋人ハンドシキン

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

スペードの女王の関連情報