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ゲルマン ゲルマン〈ドイツ〉Germane

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デジタル大辞泉の解説

ゲルマン(〈ドイツ〉Germane)

ゲルマン民族

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

ゲルマン【germane】

水素化ゲルマニウムgermanium hydrideの総称。とくにGenH2n+2の組成をもつもののみを指すこともあり,またときには四水素化ゲルマニウムGeH4(モノゲルマンとも呼ばれる)のみをいうことがある。また有機ゲルマニウム化合物の総称でもある。ゲルマニウムGeは炭素Cと同様な正四面体構造をもち,メタンやエタンに似た一連の化合物である水素化ゲルマニウムを形成する。GenHn,GenH2nの組成をもつ化合物はそれぞれI価およびII価のゲルマニウムから成っており,分子中に二重結合はない。

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大辞林 第三版の解説

ゲルマン【Murray Gell-Mann】

1929~ ) アメリカの理論物理学者。素粒子の強い相互作用に関与する新しい量子数としてストレンジネスを導入(中野董夫、西島和彦も独立に発見)、また素粒子の分類について八道説を唱え、その基本構成要素として電荷 A のクオークの存在を提唱するなど、素粒子物理学の発展に貢献。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゲルマン
げるまん
Murray Gell-Mann
(1929― )

アメリカの理論物理学者オーストリアからの移住者を両親としてニューヨーク生まれる。早熟児として特殊学校に通い、15歳でカレッジに入学、19歳でエール大学卒業、3年後にマサチューセッツ工科大学で理学博士、その後1年間プリンストン高等研究所に在籍し、1952年シカゴ大学の講師の職を得た。1955年カリフォルニア工科大学に移り、翌1956年教授となる。1940年代末から次々と発見されていた準安定な素粒子の相互作用に関し、新しい量子数ストレンジネスを用いた現象論的な規則(「中野‐西島‐ゲルマンの規則」)を提出した(1954)。また坂田昌一(しょういち)の提唱した素粒子の複合模型から導かれる中間子(メソン)の分類上の長所を保ちつつ、強い相互作用をする素粒子(ハドロン)の分類に有効な「八重法」(エイト・フォールド・ウェイ、八道説)(1961)を提唱、その基礎にある分数荷電をもつ基本的実体としてクォークを導入した(1964)。続いてクォークの運動を記述する基礎理論として、量子色(いろ)力学(QCD:Quantum Chromodynamics)をSU(3)ゲージ理論(SUはSynmetric Unitaryのこと)として提唱した。素粒子の分類と相互作用に関する発見により1969年ノーベル物理学賞を受賞。ほかにいくつかの賞も受けアメリカ国立科学アカデミー会員であるが、1960年代にはベトナム戦争に協力する組織に関係し、国内外の批判を受けたこともある。20世紀の終わり四半世紀の間に、量子色力学の構造の解明が進み、予測されながら未確認であったクォークも実験で確認され、6種のクォークを含む基本粒子模型が確立した。なお、ゲルマンは1984年に広領域の複雑系を研究するサンタ・フェ研究所(SFI)を各分野の学者らとともに設立、1994年には同研究所による研究成果をまとめた『クォークとジャガー』を著した。[藤井寛治]
『M・ゲルマン他著、中村誠太郎編・監訳、谷川安孝監訳『現代物理の世界 素粒子とはなにか』(1973・講談社) ▽野本陽代訳『クォークとジャガー――たゆみなく進化する複雑系』(1997・草思社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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