百科事典マイペディア 「セガ」の意味・わかりやすい解説 セガ インド洋西部,マスカリン諸島(モーリシャス,レユニオン)を中心にマダガスカルからセーシェルにかけて行われる8分の6拍子のダンス音楽。19世紀には,マスカリン諸島の奴隷社会での世俗音楽および儀式音楽の主流だった。植民地時代には姿を消したかにみえたが,20世紀半ばに活気を取り戻し,国民的な音楽となった。伝統的なセガは,ラバンヌ(枠太鼓),マラバーヌ(マラカス),トライアングルの伴奏で,時事的内容のクレオール語の歌に合わせて踊られる。1950年代以降は,エレキ・ギターなどの西洋楽器やハーモニーが採り入れられた,ポピュラー音楽としてのセガも発展。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報