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タラゴナ タラゴナTarragona

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タラゴナ
Tarragona

スペイン北東部のカタルニャ自治州タラゴナ県県都地中海に臨む港湾都市で,バルセロナ西南西約 90km,フランコリ川河口に位置する。ローマ属州時代から亜麻布,ワインなどの交易港として繁栄。 714年イスラム教徒に破壊されて衰退したが,12世紀からアラゴン王国のもとで再興。ブドウ,ナッツ類,オリーブ,コムギなどを集散する。城壁,劇場,墓地,水道などローマ時代の遺跡が多く,2000年世界遺産の文化遺産に登録。バルセロナ,バレンシアサラゴサと鉄道,道路で結ばれる交通の要地で,観光業の中心地でもある。人口 11万3 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

タラゴナ(Tarragona)

スペイン北東部、地中海に面した都市。ローマ帝国時代にはタラコの名で、首都ローマに次ぐ大都市として栄えた。当時の遺跡として、城壁や円形劇場水道橋などが残る。2000年、「タラゴーナの遺跡群」として世界遺産(文化遺産)に登録された。タラゴーナ。

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世界大百科事典 第2版の解説

タラゴナ【Tarragona】

スペイン北東部,カタルニャ地方の同名県の県都。人口10万9112(1981)。地中海に臨む丘の上にあり,自然の良港を擁するため,タラコTarracoと呼ばれたローマ時代には属州ヒスパニア・タラコネンシスの主都であり,交易および軍事上の要地として,イベリア半島内で最も栄えた都市の一つであった。水道橋をはじめ,スキピオの塔(墳墓碑),近郊のバラーにある凱旋門など,当時の遺跡が数多く残されている。5世紀には西ゴート族,8世紀にはアラブの侵入により市街の大部分が破壊され,その結果,半島北東部の中心地はバルセロナへ移された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タラゴナ
たらごな
Tarragona

スペイン北東部、カタルーニャ地方タラゴナ県の県都。人口11万3129(2001)。地中海に面し、標高70メートルの石灰岩の丘陵斜面とその麓(ふもと)に位置する。ローマ時代からタラコTarracoの名で知られ、アウグストゥス帝時代の紀元前27年にはローマの属州ヒスパニア・タラコネンシスHispania Tarraconensisの首都となり、ハドリアヌス帝時代にはローマ世界随一の港町として繁栄した。早くからキリスト教がもたらされたが、8世紀にはイスラム教徒の侵入を受けた。町の歴史を反映してローマ時代の遺跡に富み、城壁、バラーの凱旋(がいせん)門、水道橋などが残る。また考古学博物館は有名。大司教座所在地で、12~13世紀の大聖堂がある。農産物取引、ぶどう酒製造、織物・化学工業、観光業などの経済活動があるほか、港からぶどう酒、たばこ、果物などが輸出される。[田辺 裕・滝沢由美子]

世界遺産の登録

数多く残るローマ時代の遺跡が2000年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「タラゴナの遺跡群」として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。[編集部]

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