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タンカー タンカー tanker

翻訳|tanker

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タンカー
タンカー
tanker

液状貨物の運送専用の特殊貨物船。原油やガソリンを運ぶ油送船が代表的で,そのほか,糖蜜,アスファルトワイン液化ガス液体アンモニアカセイソーダなどの専用船もある。小型の内航船と大型の外航船とに大別されるが,1960年代には 30万重量t級が,また 1970年代には 37万~48万重量t型の大型船が登場,さらに 1976年には 55万重量t型が竣工した。

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デジタル大辞泉の解説

タンカー(tanker)

船内にタンクを備え、石油液化石油ガス硫酸などを運送する専用貨物船。ふつうオイルタンカーをさす。油送船。油槽船。

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百科事典マイペディアの解説

タンカー

槽船とも。液状貨物を,タンクとして造られた水密区画に積載して輸送する専用船。オイルタンカー,LPGタンカーLNGタンカーのほか,化学薬品ブドウ酒なども広くタンカー輸送が行われるが,普通タンカーといえば,オイルタンカーをさす。
→関連項目LPGタンカーオイルタンカー貨物船船型

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世界大百科事典 第2版の解説

タンカー【tanker】

槽船ともいう。液体貨物を船倉にばら積みして運搬する船の総称。タンカーの運ぶ貨物は原油,燃料油,石油精製品,液化石油ガス(LPG),液化天然ガス(LNG)および化学薬品が主体であるが,このほかブドウ酒,糖みつ,魚油,植物油,あるいは水を運ぶこともある。一般にタンカーといえば液体石油類を運ぶ油送(槽)船(オイルタンカー)を指すことが多い。
[オイルタンカー]
 原油を産地から精油所まで多量に運搬する原油タンカーのことであるが,精油所から燃料など石油精製品を需要地まで沿岸沿いに運ぶプロダクトキャリアをオイルタンカーに含めることもある。

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大辞林 第三版の解説

タンカー【tanker】

油などの液体を運搬するために船腹にタンクを備えた船。油送船。油槽船。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タンカー
たんかー
tanker

液体貨物を船体と一体のタンクに積んで運ぶ船の総称だが、原油を輸送する船が圧倒的に多く、他の貨物を運搬する船は積み荷によって、液化ガスのLPGタンカー、LNGタンカー、液状化学製品のケミカルタンカーなどという。また、セメントばら積船は構造や外観が似ているので、セメントタンカーとよぶことがある。
 第二次世界大戦以前の油タンカーは、大きなものでも載貨重量1万5000トン程度であった。戦後、石油需要の増大とともに大型化が始まり、1960年ごろから急速に進んだ。載貨重量トン数で20万トンから30万トンの油タンカーをVLCC(very large crude oil carrier)、それ以上をULCC(ultra large crude oil carrier)とよぶ。最大級のものはフランスのバチラス号(1976建造、55万0001重量トン)、ピエール・ギョーマ号(1977建造、55万5031重量トン)の2隻と、リベリア船籍のシーワイズ・ジャイアント号(1980建造、56万4763重量トン)がある。これらは、二度にわたる石油ショックを経て船舶の大型化が沈静した現在では、当分破られることのない記録であろう。
 タンカーは船尾の上甲板下を機関室とし、上甲板上に居住区や船橋を配置し、その前方を貨物油タンクとしている。油タンカーの衝突や座礁による原油流出事故の教訓から、タンク1個当りの容積を制限することや、浸水しても沈没しがたい船とすることなどが国際条約として取り決められている。また、タンカーが運ぶ原油や化学製品には引火、爆発、腐食などの危険性が多いから、それぞれの特性に応じてタンクの構造、荷役装置、通風装置などには特別の考慮が払われている。荷役やタンクの洗浄の際には静電気が蓄積されて爆発の危険性が高くなることがあり、火の使用や金属の摩擦による火花の発生などにつき船内の生活においても細心の注意が必要になる。[森田知治]
 1989年3月に起きた巨大タンカー(エクソン・バルディス号)の原油流出事故による環境破壊は深刻なものであった。それを受けて、IMO(国際海事機関)では、新造のタンカーに対してダブルハル(二重船殻)構造を義務づけ、2015年以降はシングルハル構造のタンカーの航行を禁止することを決定した。[編集部]

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世界大百科事典内のタンカーの言及

【造船業】より

… 1960‐65年は,設備の大型化,合理化を進めた時期である。1956年後の輸出船ブーム時以降に輸出された船が日本船の評価を高め,VLCC(very large crude oil carrier,20万トン以上),ULCC(ultra VLCC,30万トン以上)などタンカー建造などに用いられる大型ドックのような大型新鋭設備の建設が進められた。一方では,大幅な生産性向上を可能とする合理的な建造法,ブロック建造工法,電子罫書(けがき)法,先行艤装などが導入され,世界のシェアの過半数を占めるに至った。…

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