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タージ・マハル Tāj Mahal

翻訳|Tāj Mahal

世界大百科事典 第2版の解説

タージ・マハル【Tāj Mahal】

インドのアーグラ市にあり,ムガル帝国シャー・ジャハーンが造営した愛妃の廟墓。名称は妃の名ムムターズ・マハルMumtāz Mahalに由来する。1632年ころ着工し,22年(一説に17年)かけて完成させた。広大な庭園の三方を壁で囲み,ヤムナー川で限られた北辺中央に白大理石造の廟堂が建つ。56m四方の基壇の四隅にミナレット(尖塔)があり,廟堂の中央の大ドームは高さが58mある。さまざまな色の石を象嵌して壁面を飾るほか,透し彫や浮彫による繊細な装飾がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のタージ・マハルの言及

【アーグラ】より

…当時のアーグラ城は,今日,町の中央ヤムナー河畔に残る。これより約2km東に,世界最高のイスラム墓廟とされるタージ・マハルがある。これはシャー・ジャハーンが,愛妃のために1632年から22年の歳月を要して建立したもの。…

【インド美術】より

…それらは大きなドームとアーチを多用し均斉のとれた構成になり,16世紀のムガル朝の出現とともにその様式の完成をみた。デリーのフマーユーン廟墓(1565),アーグラのタージ・マハル廟墓(1652),デリー城,アーグラ城などがその代表例である。
[彫刻]
 彫刻はおもに建築に付属して展開し,石彫が大部分であるが,ほかにスタッコ(塑土),テラコッタ(焼成粘土),ブロンズも用いられた。…

【シャー・ジャハーン】より

…晩年は皇子の間に帝位継承戦争がおこり,アウラングゼーブによって廃位させられた。なお,アーグラにあるタージ・マハルは,31年に死去した妃のために造らせたものである。【小名 康之】。…

※「タージ・マハル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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