ターボプロップ・エンジン(英語表記)turboprop engine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ターボプロップ・エンジン
turboprop engine

ガスタービンエンジン一種ターボジェット・エンジンと同じ構造に1段から数段のタービンを増設して,燃焼ガスのエネルギーを吸収し,減速歯車を介してプロペラ軸に取り出すもの。ピストンエンジンに比べて出力/重量比が大きく,出力/正面面積比が小さく,燃料消費率はほぼ同程度という長所がある。そのため現在では,500馬力以上のプロペラ機はすべてターボプロップ・エンジンを用いるようになった。さらに安価な 260馬力程度のターボプロップ・エンジンも実現し,これまでピストンエンジンを使用してきた軽飛行機もターボプロップ・エンジンを使うようになっている。 (→ガスタービン )

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