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ダゲール ダゲールDaguerre, Louis-Jacques-Mandé

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダゲール
ダゲール
Daguerre, Louis-Jacques-Mandé

[生]1789.11.18. コルメイユ
[没]1851.7.10. ブリシュルマルヌ
フランスの画家,物理学者銀板写真法の開発で知られる。初め税務署の役人をしていたが,やがてオペラの背景画家となり,のち当時流行した見せ物であるディオラマ館をパリ,ロンドンに開設した。

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デジタル大辞泉の解説

ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre)

[1787~1851]フランスの画家・写真家。オペラの背景画家であったが、銀板写真術(ダゲレオタイプ)を完成、近代写真術の祖といわれる。→銀板写真

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百科事典マイペディアの解説

ダゲール

フランスの写真家,発明家。パリ生れ。オペラ座の装飾画家のもとで働く。当時盛んだったパノラマ館のために風景画を描いていたが,パノラマに照明をあてた〈ジオラマ〉を発案し,1822年パリにジオラマ館を開館。
→関連項目写真

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世界大百科事典 第2版の解説

ダゲール【Louis Jacques Mandé Daguerre】

1787‐1851
写真の発明者。フランスのコルメイユに生まれ,風景画家として名声を博した。生来発明精神旺盛で絵画を色光で照明するジオラマを考案し,1822年パリに興行館を開設して大成功を収めた。一方,ジオラマの絵を描くのに使うカメラ・オブスキュラ焦点ガラスに写る像を感光物質でとらえて記録することを研究し,ついに銀板写真(ダゲレオタイプ)を完成して,39年1月,研究成果をフランス議会に報告した。この写真の発明は同年8月D.F.J.アラゴーによってフランス学士院におけるアカデミー・デ・シアンスとアカデミー・デ・ボザールの合同会議の席上で公表された。

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大辞林 第三版の解説

ダゲール【Louis-Jacques-Mandé Daguerre】

1787~1851) フランスの画家、発明家。迫真的な幻影を出現させる「ジオラマ」の経営者だったが、写真の発明に没頭し、1839年に最初の実用的写真術、ダゲレオタイプを公表した。 → 銀板写真

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダゲール
だげーる
Louis Jacques Mand Daguerre
(1787―1851)

写真の発明者として知られるフランスの画家兼興行師。パリ郊外に生まれ、建築、絵画を学んだのち、パリ・オペラ座舞台美術画家を経て、1822年にパリで、翌1823年ロンドンでジオラマ館(人工的な照明の操作で景観が変化する大掛りな風景画の見せ物)を開業する。ジオラマに用いる風景画をカメラ・オブスキュラで描いていたが、その画像を手書きではなく化学的に定着することを思い立ち研究に着手(1824)。1829年、やはり光学像の定着を研究していたニエプスと提携し、ニエプスが創意したヘリオグラフィーを改良、彼の死後、銀めっき銅板に沃化(ようか)銀を作用させ露光を与え、それを水銀蒸気で現像し食塩水で定着する、いわゆる銀板写真術を1837年に完成、自らの名を冠してダゲレオタイプと命名した。だが商品化の資力がなく、1839年、科学者にして政治家のアラゴを介し、年金と引き換えに学士院でその技術内容を公開した。これが実用的な写真術の始まりである。[平木 収]

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世界大百科事典内のダゲールの言及

【カメラ】より

…これが世界最初の写真といわれ,ここにおいてカメラ・オブスキュラはカメラ(写真機)としての第一歩を踏み出し,以後の発展は感光材料の進歩と密接な関連をもっている。L.J.M.ダゲールがいわゆる銀板写真(ダゲレオタイプ)に成功したのが39年であり,露出時間は30分と大幅に短縮され,D.F.J.アラゴーが宣伝に努めたこともあって人気を博した。ただし彼の用いたレンズはF15~17と暗く,焦点距離は38cmであった(FはF数)。…

【写真】より

…その開発には当時の化学者や発明家がさまざまな動機のもとに取り組んでいた。銀板写真(ダゲレオタイプ)の発明者L.J.M.ダゲールは,もともと画家でありオペラの背景等のディオラマの作家でもあった。彼の絵はこの時代にふさわしく,きわめて客観的・自然主義的な作風であり,またディオラマも当然のことながら現実再現的な味わいの濃い巧みなもので,どちらも高い社会的な評価を得ていた。…

【メロドラマ】より

…19世紀初頭の劇場は,いずれもこぞって幻想的な大がかりな装置を飾り,背景画家や道具方は俳優同様重要な存在になっていく。ピクセレクールの代表作《バビロンの廃墟》のティグリス川を背景にした巨大な王宮のセットは,ジャン・ピエール・アローJean‐Pierre Alauxの作で評判となったし,あるいはベスビアス火山の爆発を表現したJ.ダゲール(のちの写真のダゲレオタイプの発明者)などの装置家による視覚的要素での貢献は,地方色・時代色を尊重するのちのロマン派演劇の傾向をも促進したのであった。 今日では,メロドラマのさし示す意味合いはさらに変容し,一般に波乱に富む男女の通俗的恋愛劇をさすようになっている。…

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