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イギリス,スコットランド南東部,ロージアン州(旧,イースト・ロージアン州)東部の都市。地名はゲール語の〈丘の上の城〉に由来する。人口6015(1981)。北海に臨み,フォース湾の湾口南岸に位置する漁業中心で海岸保養地。856年ごろに建設された城はイングランドの侵入に対する重要な防衛拠点となり,町も14世紀に王立都市となった。エドワード1世による占領やメアリー・スチュアートの避難など城はしばしば歴史上の舞台となり,また1650年にはクロムウェル軍とD.レズリーのスコットランド軍の間でダンバーの戦が郊外で行われた。城跡はビクトリア港の背後の丘上にあり,町の西端には1218年設立のフランシスコ会修道院の廃墟がある。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
スコットランドの詩人、外交官で、一時期フランシスコ派の修道士。ジェームズ4世王の外交特使を務め、1500年に年金を与えられる。作品は諧謔(かいぎゃく)と風刺に富み、「スコットランドのチョーサー派詩人」の1人に数えられる。作品に、ジェームズ4世の結婚を扱った政治寓意(ぐうい)詩『アザミとバラ』、女性風刺の『二人の夫人と寡婦』、悪魔的な『七つの大罪の踊り』など。
[高田康成]
アメリカの黒人詩人。黒人奴隷を母としてオハイオ州に生まれる。大農園時代の黒人の生活を、彼らの方言を使い、哀感とユーモアを込めて誠実に歌い上げた。『卑しき生活の叙情詩』(1896)、『愛と笑いの叙情詩』(1903)が代表作。しかし白人支配下に暮らす黒人の問題意識はいまだ希薄である。
[岩瀬悉有]
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