チェスキー・クルムロフ(読み)チェスキークルムロフ

百科事典マイペディア 「チェスキー・クルムロフ」の意味・わかりやすい解説

チェスキー・クルムロフ

チェコ南部のボヘミア地方,ブルタバ川沿いにある町。13世紀に南ボヘミアの大地主ビテーク家がこの地に城を建造して町ができた。14−16世紀にはローザンブルク家が支配し,プラハ城に次ぐチェコ第2の規模のクルムロフ城,聖ビータ教会などが建てられ,貿易工芸により町は発展。15世紀には銀鉱山が発見され,同世紀末には王領となった。その後,オーストリア,ドイツに支配されたが,町にはゴシックルネサンスバロック様式の建物が立ち並び,18世紀そのままの外観を保っている。歴史地区は1992年,世界文化遺産に登録。

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