chimney
海底の熱水活動(熱水噴煙)によって供給された金属の硫化物・酸化物や,珪酸塩・硫酸塩などの沈殿が噴出孔の周囲につくった煙突(柱塊)状の構造物。鉄の硫化物などを主成分とする熱水の噴出時の温度は350℃に達し,微細な沈殿が吹き上げる黒煙のように見えることから,そのようなチムニーはブラックスモーカーと呼ばれ,海底に達するまでに温度の低くなった熱水を噴出するチムニーは,沈殿物(硫黄や石膏)が白っぽく見えるために,ホワイトスモーカーと呼ばれる。活動を停止したチムニーは,やがて崩れ落ちてマウンドを形成する。
執筆者:中尾 征三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
…煙突は暖炉の数だけ必要であり,18世紀になると各室の暖炉を背中合せに配置し,それぞれの煙突をひとつのスペースにまとめる間取りが行われるようになった。この場合,煙突は屋根の上にチムニー・ポットchimney potと呼ばれる陶製の土管のような形のものを立てて終わる。産業革命以前は,煙突は住宅建築の主要な特徴であり,その平面計画を決めるうえで最も重要な要素であった。…
…この空洞は爆発点の深さ,爆発力,岩質等の条件により,短いときは数秒,長いときは数日間ほど保持されるが,やがて垂直上方に向かって空洞の崩壊が始まり,最終的にはほぼ最初の空洞の直径をもった円筒状領域ができる。この領域はチムニーと呼ばれ,通例は岩砕でかなりの部分が埋まる形となる。空孔部の総体積は最初の空洞体積にほぼ等しいが,材質によっては破砕に伴い体積増加が生じ,空孔部があまり残らぬこともある。…
…下降のときには,岩角,樹木,ハーケンを支点にして懸垂下降を行う。岩場は一枚岩のような岩壁(スラブ)や,煙突状の割れ目(チムニー)など種々な状態で連なり,また岩質も,もろくはげやすい岩,堅い岩,割れ目の利用ができない岩など,各種さまざまで,それぞれの相違で岩登り技術は変化してくる。そのためにまず必要なことは,岩場に対したら岩質を確かめ,安全ルートを見きわめてから登攀にかかるようにしなければならない。…
※「チムニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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