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ツアハウゼン ツアハウゼン zur Hausen, Harald

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツアハウゼン
ツアハウゼン
zur Hausen, Harald

[生]1936.3.11. ゲルセンキルヘン
ドイツの生物学者。1960年にジュッセルドルフ大学で医学博士号を取得。1962~65年同大学微生物学研究所,1966~69年アメリカ合衆国フィラデルフィア小児病院を経て,ドイツのいくつかの大学でウイルスの研究を続けた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツアハウゼン
つあはうぜん
Harald zur Hausen
(1936― )

ドイツの医学者。ボン大学医学部を卒業後、ハンブルク大学を経てデュッセルドルフ大学で博士号取得。1972年からエルランゲン・ニュルンベルク大学のウイルス学の教授となり、1977年にフライブルク大学に移る。1983年からハイデルブルクのドイツ癌(がん)研究センターの理事長を務めている。2008年、バレシヌシ、モンタニエとともにノーベル医学生理学賞を受賞した。
 早くからパピローマウイルスの研究に取り組み、1970年代から、子宮頸癌の発症には特定のタイプのヒトパピローマウイルスが関与していることを発表していた。その後、患者の体内から2種類のヒトパピローマウイルスのDNAが発見され、さらに1984年にはこのウイルスの複製にも成功している。
 子宮頸癌は女性のかかる癌としては世界で2番目に多い癌であり、20歳~30歳と若い年代でも発病している。ヒトパピローマウイルスは、女性の80%が子宮頸部の表皮に感染するとされており、多くの女性は自己免疫力で治癒しているが、10人に1人はウイルスが消失せずに持続感染する。持続感染すると子宮頸部の上皮に異常増殖(異形成)が起き、10年以上の長い年月をかけて癌になる。
 ツアハウゼンによる原因ウイルスの発見によってワクチンの研究開発が進み、ワクチンによる子宮頸癌の予防が可能になった。[馬場錬成]

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