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ツキジデス Thoukydidēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツキジデス
Thoukydidēs

古代ギリシア,アテネの政治家。メレシアスの子。姻戚のキモンの死後,彼に代って寡頭派の指導者となる。平和時も戦争時も活動的で,アテネと広くギリシアに影響力を有した。デロス同盟資金をアテネの神殿建設に流用したとしてペリクレスを攻撃。両者の政争は,前 443年にツキジデスの陶片追放 (オストラシズム ) により決着した。 10年後アテネに戻ったが,影響力を失っていた。歴史家ツキジデスの母方の祖父であったらしい。

ツキジデス
Thukydidēs

[生]前460頃.アテネ
[没]前400頃
ギリシアの歴史家。ペロポネソス戦争に際して,前 424年敵将ブラシダスを討つために将軍として自分の一族と由縁のあるトラキアに赴いた。しかしアンフィポリス防衛に失敗して追放され,20年間の亡命生活ののちに,前 404年帰国。この亡命生活を利用してアテネ側とスパルタ側の双方から資料と情報を集め,30年近いペロポネソス戦争の歴史を『戦史』 Historiai (8巻) に著わした。これは前 411年秋までの記述で終っていて,予告されている前 404年までの記述は欠けている。圧縮された文体,公平な科学的記述,因果関係への洞察の鋭さ,政治問題の適切な判断などのために,古代における最高の歴史書とされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツキジデス
つきじです

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のツキジデスの言及

【トゥキュディデス】より

…古代ギリシアの代表的歴史家の一人。ペロポネソス戦争を扱った未完の史書《戦史》の著者。オロロスを父としてアテナイの権門に生まれる。彼自身の言葉によれば,ペロポネソス戦争(前431‐前404)の開戦当初よりスパルタ対アテナイの争覇が史上特筆に値する大事件となることを見越して,歴史記述の作業に取りかかる。前430年夏から2年余の期間アテナイ市内にまんえんした疫病にかかり,その恐るべき体験を歴史のひとこまにつづる。…

※「ツキジデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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