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ツクツクボウシ Meimuna opalifera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツクツクボウシ
Meimuna opalifera

半翅目同翅亜目セミ科中型セミで,体長 (翅端まで) 45mm内外。頭部,前胸背,中胸背は淡緑色で黒色斑が多い。腹部暗褐色で半透明,では長く,では短い。雄の腹弁は細長く三角形で,黄褐色周縁が黒くなることがある。雌の産卵管は腹端から突出する。翅は透明で長い。成虫は夏の終り頃出現し,「おーしーつくつく」と鳴く。北海道,本州,四国,九州,吐 噶喇列島,朝鮮,中国,台湾に分布する。

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百科事典マイペディアの解説

ツクツクボウシ

半翅(はんし)目セミ科の昆虫の1種。体長(翅端まで)45mm内外,暗黄緑色,黒斑がある。北海道南端部〜九州,中国,台湾に分布するが,中部・東北地方の日本海側では局地的に分布。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツクツクボウシ
つくつくぼうし
[学]Meimuna opalifera

昆虫綱半翅目(はんしもく)同翅亜目セミ科に属する昆虫。体長30ミリメートル内外の中形のセミで、体は細長い。胸背には、黒色の地に緑褐色の斑紋(はんもん)がある。頭楯(とうじゅん)は大きく前方に膨出する。雄の腹弁は三角形で、雌の産卵管は腹端を超えて伸長する。はねは透明。7~9月に出現するが、8月後半に多い。独特な、オーシツクツク、……というリズミカルな声で鳴く。北海道から九州にかけて分布し、各地に普通にいる。日本には近縁種が4種知られ、いずれもそれぞれの種独特の声で鳴く。オオシマゼミM. oshimensisとクロイワツクツクM. kuroiwaeは沖縄本島以北の島々に分布し、ツクツクボウシより一回り大きい。イワサキゼミM. iwasakiiは石垣島、西表島(いりおもてじま)、台湾などに分布し、オガサワラゼミM. boninensisは小笠原諸島(おがさわらしょとう)特産。どの種も、おもに9~11月に多く出現する。[林 正美]

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