出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
3,7-dimethylxanthine.C7H8N4O2(180.17).キサンチン系アルカロイドの一種.ココア豆の主アルカロイドであり,コーラナッツや茶葉にも少量含まれる.キサンチンのメチル化により生成する.斜方晶系結晶.融点357 ℃.pKa 10.0.酸,アルカリに可溶,アルコール類に微溶.1位のN-メチル化によりカフェインになる.利尿剤,平滑筋弛緩剤,血管拡張剤として用いられる.[CAS 83-67-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…中枢神経興奮薬は薬理学的に次のように分類されている。(1)カフェイン類 チャの葉,コーヒーなどに含有されるカフェイン,テオフィリン,テオブロミンなどは化学構造も互いに類似し,共通の薬理作用を有する。カフェインは50~100mgの量で大脳皮質を興奮させ,眠気,疲労感を除去する。…
…栗に似た風味をもつが甘みはない。ココアに含まれるテオブロミンtheobromineに似たアルカロイドを含有する。ピンポンノキの和名は,漢名〈蘋蔢〉の中国音〈ピンポー〉に由来する。…
…茶やコーヒーに含まれるカフェインの利尿作用は有名であるが,その作用は後者に属する。このグループに属するものには,カフェインに類似の化合物であるテオフィリンやテオブロミン,カンタリジンなどがある。テオブロミンの利尿作用はカフェインより強く,テオフィリンより弱いが,中枢神経に対する作用は最も弱いため,よく用いられる。…
※「テオブロミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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