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デーニッツ デーニッツDönitz, Karl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デーニッツ
Dönitz, Karl

[生]1891.9.16. ベルリン,グリュナウ
[没]1980.12.25. ハンブルク近郊アウミューレ
ドイツの海軍軍人。 1910年にドイツ海軍に入り,第1次世界大戦ではUボート艦長として戦った。 36年に潜水艦隊司令官となり,43年に元帥となると同時にドイツ海軍司令長官に任じられた。 45年ヒトラーがベルリンで自殺するとき,彼を後継者に指名したので,5月2日総統となり,5月7日連合国に降伏した。ニュルンベルク裁判で,禁錮 10年の判決を受けたが,56年に釈放された。

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百科事典マイペディアの解説

デーニッツ

ドイツの海軍軍人。ベルリンに生まれる。第1次世界大戦に潜水艦(Uボート)艦長として参加,地中海で活躍するが撃沈され英軍の捕虜となる。戦後,ベルサイユ条約で縮小されたドイツ海軍で軍令部参謀,巡洋艦艦長などを務めたが,1935年の英独海軍協定で保有が認められた潜水艦の作戦の権威として頭角を現した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

デーニッツ Dönitz, Wilhelm

1838-1912 ドイツの医師。
1838年6月27日生まれ。明治6年(1873)来日して東京医学校教授となり,解剖学,組織学などをおしえた。わが国で病理解剖を最初に実施。警視庁裁判医学校,佐賀郡立病院付属医学校の教師をつとめ,18年帰国。佐賀滞在中に九州北西部のクモ類を採集した。1912年3月12日死去。73歳。ベルリン出身。

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世界大百科事典 第2版の解説

デーニッツ【Karl Dönitz】

1891‐1980
ドイツの海軍軍人,元帥。ベルリンに生まれる。1910年ドイツ海軍兵学校に入り,第1次大戦では潜水艦長として地中海方面で活躍し,のち撃沈されイギリス軍の捕虜となる。戦後にはベルサイユ条約で認められたドイツ海軍で,海軍軍令部参謀や巡洋艦エムデン艦長を務めた。35年6月の英独海軍協定により潜水艦の保有が許されたあと,潜水艦作戦の権威として同年9月から新設された潜水艦部隊の訓練と指揮に従事。第2次大戦では当初から潜水艦作戦を指揮して大きな戦果を挙げ,43年1月には海軍司令長官に就任。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デーニッツ
でーにっつ
Karl Doenitz
(1891―1980)

ドイツの軍人。1910年海軍に入り、第一次世界大戦に参戦。1936年新設の潜水艦隊司令官に就任した。彼の考案によるUボート(潜水艦)集団作戦および夜間浮上攻撃は、第二次世界大戦中、連合国側を悩ませた。1943年海軍総司令官に昇進。上司にも率直に意見を述べる性格が買われ、1945年4月30日、自殺直前のヒトラーによって後継の総統兼国防軍総司令官に指名された。5月1日就任後、米英軍とのみ降伏交渉を図ったが実現せず、8日、全軍に降伏を命令した。同23日、他の政府閣僚全員とともに逮捕され、ニュルンベルク国際軍事裁判に付され、1946年禁錮10年の判決を受けた。1956年刑期を終えた。[藤村瞬一]
『K・デーニッツ著、山中静三訳『ドイツ海軍魂』(1981・原書房)』

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世界大百科事典内のデーニッツの言及

【第2次世界大戦】より

…彼は,自分の没落はドイツ国民そのものの没落であると考えていたのである。ヒトラーの死後デーニッツが総統になり,5月7,8日ドイツ軍は無条件降伏し,ヨーロッパの戦争は終りを迎えた。
[戦後処理問題]
 イギリス,アメリカ,ソ連の3国は,ドイツという共通の主要敵に対して〈大同盟〉と呼ばれる協力関係を維持していたが,戦争の遂行に関して,また将来の構想についても見解の対立が存在しており,協力と対立という複雑な関係を呈し,戦局が連合国に有利になるにしたがい,対立の局面が徐々に表面に現れてきた。…

※「デーニッツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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