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トラハーン Traherne, Thomas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トラハーン
Traherne, Thomas

[生]1637. ヘレフォード
[没]1674. テディントン
イギリスの詩人。聖職者の形而上詩人ジョージ・ハーバート,ヘンリー・ボーンの系譜の最後の一人。靴屋の子として生まれ,オックスフォード大学で学び,1660年司祭となった。1669~74年国璽尚書オーランド・ブリッジマンの礼拝堂付き牧師を務め,かたわら瞑想と詩作に没頭した。1896年ロンドンの露店でトラハーンの原稿が発見され,バートラム・ドーベルの編集で『詩集』Poetical Works(1903),散文『瞑想録』Centuries of Meditations(1908)が世に出た。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トラハーン
とらはーん
Thomas Traherne
(1637―1674)

イギリスの詩人。靴屋の子に生まれ、オックスフォード大学で学び、1661年聖職者となる。形而上詩人(メタフイジカル・ポエツト)の1人で、19世紀末まで知る人なく、彼の作品は同じケルト的瞑想(めいそう)と神秘主義の形而上詩人ボーンのものとみなされていた。散文もH・リードにより「英文学のなかでもっとも美しい」と激賞されている。『散文および詩』(1958)二巻が定本。[川崎寿彦]

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