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トリルッサ トリルッサTrilussa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トリルッサ
トリルッサ
Trilussa

[生]1871.10.26. ローマ
[没]1950.12.21. ローマ
イタリアの詩人。本名 Carlo Alberto Salustri。ローマの下町生活を素材にローマ方言で多数の詩,寓話,教訓譚などを書いた。また『メッサッジェーロ』『ドン・キホーテ』などの新聞雑誌に拠ってジャーナリストとして活躍。

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世界大百科事典 第2版の解説

トリルッサ【Trilussa】

1871‐1950
イタリアの詩人。ローマ生れ。本名サルストリCarlo Alberto Salustri。ベッリ,パスカレラによるローマ方言詩の継承者。ローマのイタリア王国への併合(1870)以降,北部からの移住者を加えて形成されだした新しい市民層の日常語を用いた。処女作《ローマの星》(1889)の成功後,教訓的な動物寓話などの形式によって,広い階層にわたる〈ふだん着のローマ〉を描き続けた。そこに自己の投影を見る小市民層の熱烈な共感を呼んだが,政治的信念からというよりは,その凶暴性に対する嫌悪からのファシズム批判により,世俗的には不遇であった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トリルッサ
とりるっさ
Trilussa
(1871―1950)

イタリアの詩人。本名カルロ・アルベルト・サルストリCarlo Alberto Salustri。ローマの貧しい家庭に生まれ、ローマ方言で庶民の生活感情を即興的に歌った。平易な表現、鋭い風刺、行間に漂う感傷、民俗描写などが、ソネット(十四行詩)を中心とした短詩に巧みに歌い込まれ、19世紀末の新聞・雑誌に矢つぎばやに掲載されて、爆発的な人気を集めた。古代ローマの寓意(ぐうい)詩の流れを引き、19世紀前半の大詩人ベッリの詩法を受け継いだ、方言文学の雄とも、20世紀の吟遊詩人ともいわれる。処女詩集『ローマの星空』(1889)以来、『寓話のロマネスク』(1900)、『音楽喫茶』(1901)、『狼(おおかみ)と仔(こ)羊』(1919)、最後の詩集『水と葡萄(ぶどう)酒』(1944)まで、膨大な作品群は没後『全詩集』(1951)にまとめられている。[河島英昭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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20世紀西洋人名事典の解説

トリルッサ
Trilussa


1871.(1873.説あり) - 1950
イタリアの詩人。
本名カルロ・アルベルト・サルストリ〈Carlo Alberto Salustri〉。
ローマ方言で下町の生活を題材に多くの優れたソネットや寓話を書き、新聞や雑誌に掲載され爆発的な人気を集める。古代ローマの寓意詩の流れを引き、大詩人ベッリの詩法を受け継いだローマ方言詩の継承者で、ファシズム批判を続け、死の数日前に終身上院議員に任命される。主な作品には「ローマの星」(1889年)、「ローマ方言による40のソネット」(1895年)などがある。

出典|日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)
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