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トレベリアン Trevelyan, George Macaulay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トレベリアン
Trevelyan, George Macaulay

[生]1876.2.16. ストラトフォードアポンエーボン
[没]1962.7.20. ケンブリッジ
イギリスの歴史家。 G.O.トレベリアンの三男。第1次世界大戦中イタリア派遣のイギリス野戦衛生隊の指揮官 (1915~18) 。 1927~40年ケンブリッジ大学の近代史教授。 1940年以来同大学トリニティ・カレッジ学寮長。イギリスの近代史,現代史に関する総合的な叙述を行ない,優れた業績を残した。主著『スチュアート朝のイギリス』 England under the Stuarts (1907) ,『イギリス史』 History of England (1926) ,『19世紀イギリス史』 British History of the Nineteenth Century 1782-1901 (1922) ,『アン女王治下のイギリス』 England under Queen Anne (3巻,1930~34) ,『イギリス社会史』 English Social History (1942) 。

トレベリアン
Trevelyan, Sir George Otto, 2nd baronet

[生]1838.7.20. レスターシャー,ロスリー
[没]1928.8.16/17. ノーサンバーランド,ウォリントン
イギリスの歴史家,政治家。 T.B.マコーレーの甥。 1882年グラッドストン内閣のアイルランド相,85年スコットランド相。 86年グラッドストンのアイルランド自治法案に反対して辞職,自由統一党に属したが,その後もグラッドストン派としての立場を保った。伯父マコーレーの伝記『マコーレーの生涯と書簡』 Life and Letters of Lord Macaulay (2巻,1876) は,イギリス伝記文学の代表的傑作。

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百科事典マイペディアの解説

トレベリアン

英国の歴史家。ケンブリッジ大学教授(1927年―1940年),トリニティ・カレッジ学長(1940年―1951年)。英国近代史を専攻,すぐれた叙述力をもって知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

トレベリアン【George Macaulay Trevelyan】

1876‐1962
イギリスの歴史家。ホイッグ史観の樹立者T.B.マコーレーの甥の子。ケンブリッジのトリニティ・カレッジに学び,卒業後フェローとなった。しかし,同大学における歴史学を科学とみる主張の台頭になじむことができず,大学を去り,イタリア史,イギリス史に関する著述に専念し,学界からの冷遇をよそに広い読者層を獲得した。1927年近代史欽定講座担当教授としてケンブリッジ大学に復帰し,40年退職後は母校トリニティ・カレッジの学寮長を51年まで務めた。

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大辞林 第三版の解説

トレベリアン【George Macaulay Trevelyan】

1876~1962) イギリスの歴史家。自由主義的立場から生彩に富む歴史叙述をなす。著「イギリス史」「イギリス社会史」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トレベリアン
とれべりあん
George Macaulay Trevelyan
(1876―1962)

イギリスの歴史家。著名な歴史家・政治家マコーレーの甥(おい)を父とし、父も政治家であるとともにアメリカ史研究の優れた歴史家であった。ケンブリッジ大学卒業後、特別研究員となり(1898~1903)、一時大学を離れて著作に励み、第一次世界大戦に従軍したのち、1926年母校の近代史欽定(きんてい)講座担当教授に迎えられ、40年以後同大学トリニティ・カレッジ学長、ダーラム大学長などを務めた。大伯父マコーレーの伝統を引く自由主義的な立場からの政治史を中心とし、イギリス史全般の深い学識と生彩に富む文学的叙述に定評があり、『イギリス史』(1926)はイギリス通史の好著として広く愛読されている。主著には、ほかに『ウィクリフ時代のイギリス』(1899)、『スチュアート朝のイギリス』(1904)、『ガリバルディ、三部作』(1907~11)、『アン女王治下のイギリス、三部作』(1930~34)、『イギリス革命、1688~89』(1934)、『イギリス社会史』(1942)などがある。[松村 赳]
『大野真弓監訳『イギリス史1~3』(1973~75・みすず書房) ▽藤原浩・松浦高嶺訳『イギリス社会史』全2巻(1971~83・みすず書房) ▽松村赳訳『イングランド革命』(1978・みすず書房)』

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