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ドバーラバティ Dvaravati

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世界大百科事典 第2版の解説

ドバーラバティ【Dvaravati】

タイのメナム川下流域にあったモン族の王国。歴史については不明な点が多いが,7世紀ころに興り,アンコール朝クメール族がこの地方に進出した11世紀に消滅したと思われる。 7世紀にインドを旅行した唐の玄奘は,カンボジアのイシャーナプラという王国とビルマ(現ミャンマー)のシュリークセートラと称する王国との間に,堕羅鉢底(だらはつてい)という国があると《大唐西域記》に記録した。堕羅鉢底はサンスクリットドバーラバティ中国語による音写であった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のドバーラバティの言及

【ナコーンパトム】より

…市内には芸術大学の芸術学部が置かれている。ナコーンパトムを中心とする地域には,すでに6,7世紀ころドバーラバティDvaravati(杜和鉢底国,堕羅鉢底国)と呼ばれるモン族の王国が栄えていた。西方のカーンチャナブリー近くのポントゥック遺跡からはグレコ・ロマン様式の青銅製ランプが発掘され,中国史料にも唐への朝貢が記されるなど,このモン族の王国はインド洋,南シナ海をこえて各地と交渉していたといわれる。…

【インドシナ】より

…たとえば2世紀ごろから7世紀中ごろまでメコン川下流域に存在した扶南国の刻文にはジャヤバルマン,グナバルマンなど南インドのパッラバ朝を思わせる王名が見えている。ただ時代が下るにつれ,サンスクリットとならんでクメール語(真臘,アンコール),チャム語(チャンパ),モン語(ドバーラバティ)など土着の言語で記された刻文が登場するのは,インド文化の担い手が原地人エリートの手に移ったことを示す明確な証拠として注目される。 これらの〈インド化された〉王国中最強最大のものは9世紀から13世紀にかけて繁栄したクメール人の国アンコール帝国であろう。…

【ナコーンパトム】より

…市内には芸術大学の芸術学部が置かれている。ナコーンパトムを中心とする地域には,すでに6,7世紀ころドバーラバティDvaravati(杜和鉢底国,堕羅鉢底国)と呼ばれるモン族の王国が栄えていた。西方のカーンチャナブリー近くのポントゥック遺跡からはグレコ・ロマン様式の青銅製ランプが発掘され,中国史料にも唐への朝貢が記されるなど,このモン族の王国はインド洋,南シナ海をこえて各地と交渉していたといわれる。…

【仏像】より

… タイでも小乗上座部仏教が主流を占める。まずドバーラバティ時代(7~11世紀)にはインドのサールナート系の衣が薄くて透けるような仏像を遺し,スリウィジャヤ国の支配下にあった南部では8~9世紀にきわめて洗練された大乗の菩薩像を造った。11~13世紀には中部や東部でクメール族による造形活動がおこなわれた。…

※「ドバーラバティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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