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ドロール Delors, Jacques

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドロール
Delors, Jacques

[生]1925.7.20. パリ
フランスの政治家。ヨーロッパ委員会委員長(在任 1985~95)。フルネーム Jacques Lucien Jean Delors。1945年フランス銀行に就職し,のちにソルボンヌ大学で経済学の学位を取得。1962年フランス銀行を辞め,国の経済計画総局で社会問題部門の責任者となった。1969~72年ジャック・M.P.シャバン=デルマス首相の「新しい社会」政策で社会問題に関する主任顧問を務めた。1974年フランス社会党に入党,1976年党の国際経済関係全国代表となった。1979年ヨーロッパ議会議員に選出,同議会の経済通貨委員長を務めた。1981年フランソア・M.ミッテラン大統領から経済財政大臣に任命された。フランス経済が景気後退にあるなか,当初は政府統制と歳出を拡大する社会主義的な回復策を実施した。しかし最終的にはミッテランを説得して緊縮財政策を採用し,経済を比較的安定させることに成功した。1985年ヨーロッパ共同体 EC(→ヨーロッパ連合 EU)の行政執行機関であるヨーロッパ委員会委員長に就任。停滞感のあった ECにてこ入れをして改革を実施し,1987年単一ヨーロッパ議定書 SEA,1993年 EUを発足させるためのマーストリヒト条約の発効を導いた。1995年任期満了。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドロール
どろーる
Jacques Lucien Jean Delors
(1925― )

フランスの政治家。パリ生まれ。パリ大学を卒業。1945年フランス銀行に入行し、1973年同理事、パリ大学客員教授となる。1959年フランス経済社会審議会委員や計画庁社会局長などで活躍、1969年シャバン・デルマス首相の秘書官となり、1976年社会党に入党して同党の国際経済担当、1979年ヨーロッパ議会の経済・通貨委員長、1981年蔵相、予算相を歴任、1985年ヨーロッパ共同体(EC)委員長となり、1992年再任。社会・経済畑の経験が豊かで、亀裂の生じていたヨーロッパ通貨統合プログラムを軌道にのせ、EC市場統合の旗振り役として高い評価を得る。1995年退任。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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